学芸出版社

2010年
学芸出版社/日本エコツーリズム協会
京都嵯峨芸術大学観光デザイン研究センター
共催セミナー報告

宝探しから持続可能な地域づくりへ
日本型エコツーリズムとはなにか

 


趣 旨

 日本型エコツーリズムとは、里山や町並みなど人と自然が作り出した風景や生活文化を資源とし、その保全・観光振興、地域振興の三つを達成しようとするものである。
地域の誇り(宝)を掘り起こし、活用しながら地域意識を明確にし、産業創造に結びつけていく発展戦略こそ、日本型エコツーリズムによる持続可能な観光地域づくりだ。

本セミナーでは、観光の最前線に立つ(株)JTB社長の田川氏、地域おこしに取組む西表島の石垣氏、二戸市の小保内氏、高島市の伊庭氏から、持続可能な地域づくりに欠かせない視点・方法を語っていただきます。 総合司会は観光研究学会副会長の桑田先生にお務めいただきます。

※ これまでのセミナーで最多の101名の方が参加くださいました。セミナー後の懇親会では、産地直送のさまざまな食材・飲み物に舌鼓を打ちつつ、交流が行われました(編集G)。


プログラム

 愛知和男:主催者挨拶
 桑田政美:シンポ趣旨と講演者紹介
 真板昭夫、比田井和子:本の紹介
 基調講演 田川博己「地域おこしと日本型エコツーリズム」
   石垣金星「エコツーリズム先進地西表島 文化ある島は滅びない」
   小保内敏幸「宝を見つけることから、地域を育て上げることまで 行政市民協働のあり方」
   伊庭盟代「フェノロジーカレンダーからみえてくる地域の姿」
   宮城克行「南大東の宝探し」
 パネルディスカッション「宝探しから持続可能な地域づくりへ」
   司会:高梨  パネリスト:真板・田川・石垣・伊庭・小保内・宮城

  懇親会


セミナー報告

冒頭、司会の京都嵯峨芸術大学桑田さんの導きで、先日急逝された阪南大学の前田弘さんへ黙祷が捧げられた。
エコツーリズム協会会長愛知さんの挨拶により、セミナー開幕。
真板さん・比田井さんにより、地域の中で考えたり、経験したりしてきたことを皆さんに伝えたくて本を作ったという想いが語られた。

■基調講演はJTB社長の田川さん。
   観光旅行は減っている。国内宿泊旅行の回数、宿泊数も減っている。人口も減っている。アジアでは旧来システムがないからIT普及のスピードが早い。国が観光に対して本腰を入れている。観光は23兆円を生み出す産業である。大きなツーリズムからニューツーリズムに。エコツー協会の副会長として、世間に広めていきたい。エコツーリズム推進法は理念法ではない。

   地域づくりにおいて、エコツーリズムは非常に重要な位置を占めてきている。物語のないものはこれからは売れない。そして、できたものがオンリーワンになっているか。自分の町をしっかり知ってほしい。誇りをもってほしい。日本人のもっているホスピタリティは世界に冠たる武器。誇りを持ち「住んでよし」の町にであればこそ「訪れてよし」な町になる。地元の産業をうまく観光に組み込む。

  エコツーリズムの概念と成功の法則:定性的・定量的な目標をつくる。湯布院は成功までに30年かかっている。
  地域外の視点を入れる。地方自治や行政による人材育成が必要。物語化してオンリーワンの地域づくり。収益性を向上させることが大事。観光は文化だけじゃない、事業である。
  稲刈人:与えられたものしかできない。これでは滅びる。
  田植人:高い実務執行能力をもつ。
  開墾人:新しい発想力をもつ。
旅行業が生き残るには、こういった動きで地域とともに歩んでいかなければいけない。成長・発展の見極めが大切。

  日本各地からの来場者で会場は満員   著者による本の紹介


■事例報告1:西表島の石垣さん。DVDを流しながら島の稲作文化を紹介。

■事例報告2:二戸市の小保内さん。
   岩手県は東京から3時間。2009年1月に市の職員から市長になった。
   前市長のときに、宝探し開始。平成14年に住民から7400あまりのアンケート回収。6分類。うち1つは「要望班」。住民にも参加してもらう。住民と役所が調査から着手。カワシンジュガイという貴重な貝が生息していることが判明。条例を作り保護。
  19市町村が一同に会する祭りを行った。各市町村が交流、それぞれの地区へも行き来したり。シビックセンターの中に地域情報センター。ここで情報を、物産館には19市町村の物産を集約している。地元の若手料理人が季節ごとにメニュー開発したり。来年のエコツーリズム大会は二戸市が会場。ぜひお越し下さい。

■事例報告3: 高島市の伊庭さん
  4年間にわたる商工会女性部(300人)の活動を紹介。高島固有のものを掘り起こし、地域づくりにつなげようと真板先生を招聘。私たちの視線で宝を探そう、と部員にアンケート調査。琵琶湖の自然と向き合い、育まれてきた高島の風土による食文化に着目。古来からの発酵文化、鮒寿司。発酵によって魚介類を保存する古来からの知恵。郷土色豊かな「鉢物」と呼ばれる常備菜を集めるサミットも行った。
   これらの活動成果をまとめたのが「食の贈りもの暦」。また、穴場コースを食と結びつけた、観光マップとは一味違う「お宝マップ」も製作。味めぐりのツアーも実施。地元の食材でおもてなしをする。行ってみたら住みたくなった、そんな魅力ある町であるように、多くの人たちに情報発信していきたい。暦もマップも私達の宝物。活動も人の輪もどんどん広げていきたい。

■事例報告4:南大東島の宮城さん
  沖縄本島から370kmにある南大東島。人口は1200人。280人が中学生まで。高校からは本島へ。小さな島の大きな遺産、島まるごとミュージアム構想。島を一度は出て行く子供達が、島のことを自慢できるように。開拓して110年目。1900年に八丈島の人が開拓、その後沖縄の人が混ざった。すべて新しく作り出していく島。
  観光という視点はほとんどなかった。今あるすべての地域資源を島の遺産として、保全・活用・改善していこうと試みた。まずは住民ヒアリング。フェノロジーカレンダー、宝マップも作った。子供達は小学1〜中学3まで総合学習の時間で宝探しをする。発表会を行うことによって大人へも波及する。「どんな島?」と聞かれても、住民誰もが答えられるはず。
  1日に島に入る外部からの人は40名。だから観光のことは当初考えていなかった。しかし観光客は年々増えている。リピーターも多い。歴史・自然・文化が宝。守りたいという気持ちが生まれた。新しい産業も生まれてきた。島民自身が島を自慢できるようになった。

■飛び入りで南大東島の我那覇さん
   沖縄の高校、京都の大学、今は大阪で勤めている。小学1年生の時に「宝探し」が始まった。
   成長するにつれ、沖縄本島にはない、大和文化と混ざったちゃんぷる文化が島のいいところでは、と気付き始めた。いいところ、独特なところ、個性を見つけていくことが宝探しなんじゃないか。
  いつでも鞄の中には南大東島のパンフレットを入れ、仕事で会う人に沖縄出身?と聞かれたらパンフレットを渡して島のことを話している。

■休憩を挟み、サイバー大学の高梨さん司会によるパネルディスカッション。(以下発言部分敬称略)

  左から、真板さん、田川さん、高梨さん   左から、小保内さん、伊庭さん、石垣さん、宮城さん


高梨:日本型エコツーリズムとはなにか。日本の土壌の中にエコツーリズムをどう生かし、実践していくか、本に収めた一端を、パネルディスカッションで明らかにしたい。エコツーリズムは円運動。自然資源、自然と密接に関係した文化資源、それを観光資源として活用することによって、地域振興に結び付けていく。それによって、地域の人たちが資源を保全していく。そしてまたそのことによって、資源価値が高まっていく。観光客が増加し、地域が潤っていく。
  エコツーの原則と実践を明らかにしたい。観光資源の価値が大きすぎて、観光客が殺到し、地域が破壊されることもありうる。厳しすぎる規制をかけると、経済効果が生まれず、結局税金で資源を守ることになってしまう。
  先日の国際会議では、里山型のエコツーリズムを日本型エコツーリズムとして紹介した。資源により、さまざまなエコツーリズムの形がある。

石垣:米を作りながら、妻と一緒に織物をしている。海にも行く、猪もとる。島の男はなんでもやる。西表は豊かな島。イリオモテヤマネコは島の神様。島の人たちが暮らしのなかで大事にしてきた動物達が天然記念物になった。1972年の復帰時に島に戻った。島を守るため。この復帰時に外の人間に買われた土地が、現在のリゾート開発につながっている。当時は年寄りと子供ばかり。島を盛り立てようと若者が集まった。東京にある沖縄協会の人たちが応援してくれた。島の観光の未来も当時から考え始めた。真板先生との出会いもあり、3年勉強会に東京に通った。1980年に西表の自然を中心にしよう、とエコツーリズムという言葉を始めて使った。

小保内:宝探しは18年目。行政、とくに市町村は住民と一番近いところにいる。住民の声を聞く、地域に入って物事を解決する。151町内会自治会に、1360人あまりの職員が張り付いている。そこでカルテを作り、総合計画までもっていく、という作業をしている。行政の反応が早いので、住民も反応してくれる。職員は三つくらいの地域を2,3人で見るような体制。

伊庭:最初から宝探しをするつもりはなかった。特産品を作りたくて真板先生を招聘。先生から足もとを見ようといわれアンケートなどを始めた。水がきれいと気付き、水から生み出される食品に気付いた。商工会の実働部隊として女性部、青年部があり、この一連の取り組みは女性部会で動いている。

宮城:さとうきび産業が安定している。1農家8ヘクタール。地域自体に力がある。島に生まれてよかった、という思いを持ってもらうために宝探し活動。そこから観光につながる動きがでてきた。行政・NPO法人協働の動きも宝探しの中から生まれてきた。子供たちは9年間の宝探しプログラムをすることによって、自主的に島のことを調べたり、研究し始めたり。島外からの研究者を案内するのも、大人より詳しい。

真板:(前記地域について補足)
   西表について。五分の三が国立公園。ヤマト文化から評価された自然部分が保護されている。保護されていない五分の二は、人と自然がかかわってきた文化エリア。エコツーリズムが成功し、観光客が増えるほど外部資本による開発圧力が高まる。危機に陥る。でも金星さんには余裕がある。経済は一時のもの、文化力がある限り島は滅びないと力強い。
  二戸について。エコツー成功の3点は、@運動論、A組織論、B計画論。二戸はこの三つがバランスよく機能している。市民と行政が半分ずつ委員を出し、3点をうまく展開しているのが特色。
  高島について。合併すると過疎化が進むのが常識。しかし高島は合併により、山から湖までまるごと一つになり、それを自らの強さと認めていることが素晴らしい。水はその象徴。
  南大東について。100年はサトウキビ開拓のきびしい歴史。島にはもう開発の余地がないほどサトウキビ畑で、サトウキビは国が買上げてくれるから安定。しかしそれに対する危機感から観光への目覚めが。

田川:需要創出をしてきた観光業界。もっと地域に入ろう、地域の需要を掘り起こそう、と2006年にJTB分社化。現地にこそ商材があるはず。でもそれを商材にするのにはエネルギーがいる。外部から人が来て評価されないと、地域の宝は磨かれない。自分達はそのお手伝いができる。文化だけでは飯は食えない。磨いて大きく育てて産業に。県単位ではなく市町村単位で物事を考えないと。地域交流もビジネス化しないと長続きしない。会社の衣替えは、ようやく少し形になってきたように思う。

石垣:エコツーリズムとはこういうものだ、と文化祭を開催した。踊りや作品の発表会。来年は第三回を予定。廃墟になったリゾート施設を、芸術家とともに彫刻の森にしようと動き始めたところ。子供たちに文化を伝えていくために稲作文化資料館、文献資料センターも作る予定。このようにエコツー協会も、いよいよこれから具体的な活動を始める。

伊庭:マップづくり、コースづくりをした。だから多くの方に来てほしい。

小保内:座敷童子のいる旅館が燃えたニュースがあったが、自宅。昨年10月。来年のエコツー大会があるが、旅館が少ない。だから青少年の家をエルダーホステルに衣替えしようと計画中。メニューも地元のいいものを食べてもらいたい。新しいツーリズムの拠点になる。

宮城:南大東の活動はまだ10年。20年続けてらっしゃる方たちの活動を参考にしながら、島の未来を考えていきたい。

田川:ぜひ宝を探して、私たちと協力して磨きましょう。

高梨:エコツーリズムは理念を確立する時代から、実践の段階に入っている。全国津々浦々に種はある。

■シンポジウム終了後は、各地からの特産品に、会場一同舌鼓を打った。

  マグロやイカの刺身、タコの旨煮などが各地から届きました   おいしい食材とお酒に、お話も弾みます

 


アンケートより

今日の旅行者は、旅先の文化に触れ、地元の人々との交流を期待している。その意味で二戸市小保内市長が青年の家をエルダー向けにリニューアルを検討されていることに勇気づけられた。 また、旅行者と地元の人々を結びつけるもてなしこそが、地元ならではの"食"であり、高島市商工会議所婦人部いばさんの発表は、先進事例として日本の他地域へよき模範となる。 _______ 玄道文明さん(ツーリズム研究者/元歴史街道推進協議会)

「着地型観光」をあつかっているが、エコツーリズムとの違いがなかなかわかりませんでした。特に、区別する必要はないかもしれないのですが、1つのポイント、「その地域が求めるもの」を掘り起こしてそれを実現させるという点が明確なのがエコなのかも(?)ということに気付きました。 ありがとうございました。お酒も食も、楽しませていただきました。 _______ 吉川章子さん(OSAKA旅めがね)

たいへん意義深い事例や取り組みが伺えた。参加してよかった。 _______ 山本寿さん(株式会社赤福 総務課)

各地域でエコツーリズムの報告から、地域に対する熱い思いを聞くことができてよかったです。各地域がどういう仕組みで、どんな人が関わっているのかを本を読ませていただいて理解を深めたいと思います。 _______ 神庭慎次さん(studio-L)

基調講演のJTB田川社長の話も、4人の事例発表、パネルディスカッションも、最後の交流パーティーも楽しく、参考になり、元気をもらいました。 真板先生の地域社会での付き合い方、エコツー協会等での活躍が、大成功のセミナーにつながったと感じました。学芸出版社様の本も参考になる記事が多く、今後を楽しみにしています。 _______ 古谷さん(滋賀県高島市商工会)

観光協会に入って3ヶ月余り。長年、旅行業界にいて、どちらかと言えば「マス」を対象に商売をしてきた私にとって、今の仕事場では苦闘の毎日です。 今回のセミナーを通して、エコツーリズムの観点から、智恵を出せばこんなことができるという事例をいくつも見せつけられた感じがします。各地で頑張っておられる方々に敬意を表しつつ、進むべき方向のヒントを得たことに感謝したいと思います。 _______ 青井正雄さん(社団法人びわ湖高島観光協会)


講師略歴

愛知和男 (あいち・かずお/日本エコツーリズム協会会長)
1937 年生まれ。1961年東京大学法学部を卒業。1976年より衆議院議員。環境庁長官、防衛庁長官を務める。2009年に引退。現在、 NPO 法人日本エコツーリズム協会会長。

桑田政美(くわた・まさよし/京都嵯峨芸術大学教授)
関西学院大学大学院博士課程前期課程修了。博覧会等の大型イベント、自治体の観光・コンベンション振興事業等多数に携わる。日本観光研究学会副会長、イベント学会会員、日本イベントプロデュース協会評議員。著書「観光デザイン学の創造」(編著)、「イベント学のすすめ」(共)、「顧客価値創造型営業への進化」(共)等。

田川博己(たがわ・ひろみ/(株)JTB代表取締役社長)
1948年(昭和23)東京生まれ。1971年(昭和46)慶應義塾大学商学部卒業後、(株)日本交通公社へ入社。海外旅行営業部次長、米国法人日本交通公社取締役企画部長、同取締役副社長等を歴任後、(株)日本交通公社 取締役営業企画部長。〜2001年(平成13)、株式会社ジェイティービーヘ社名変更〜2002年(同14年)常務取締役、2003年(同15年)常務取締役東日本営業本部長、2005年(同17)専務取締役営業企画本部長、2006年(同18)専務取締役旅行事業本部長、2008年(同20)6月より現職。「観光カリスマ百選」選定委員、日本エコツーリズム協会副会長、自治体観光アドバイザー、JTB「交流文化賞」実行委員を務め、観光振興に積極的に取り組んでいる。

石垣金星(いしがき・きんせい/西表島エコツーリズム協会顧問)
沖縄西表祖納(そない)生まれ。1975年中学教員を退職後、農業、染織、シマおこし運動に取り組む。1979年沖縄シマおこし研究交流会議を西表で開催、西表観光の未来に「エコツーリズム」を提案。1985年紅露(くうる)工房開設、西表固有の染織に取り組む。1989年西表安心米生産組合設立、完全無農薬栽培米を全国産直。1995年西表島エコツーリズム協会設立。

小保内敏幸(おぼない・としゆき/二戸市長)
1950年岩手県二戸市生まれ。1973年日本大学生産工学部管理工学科卒業後、1974年より二戸市役所勤務。都市計画課長、総務部総務課長等を務める。2006年の旧二戸市・旧浄法寺町合併後、二戸市市民協働部長、総務課長等を経て、2010年より現職。

伊庭盟代(いば・ちかよ/高島市商工会女性部部長)
1943年滋賀県高島市生まれ。1962年滋賀県立高島高校卒。2007年から県下最大規模の部員(約300名)を擁する高島市商工会女性部部長(2期目)。同年『高島ブランド研究会』を立ち上げ、高島の"食"に焦点をあてたまちづくりに取組み、"高島の食暦"・"びわ湖たかしまお宝MAP"を作成、反響を呼ぶ。

宮城克行 (みやぎ・かつゆき/南大東村役場勤務)
1961年生まれ。1983年沖縄国際大学経済学部卒業。1984年南大東村役場採用。国民健康保険・年金課、土木課、財政課を経て2000年教育委員会へ異動 。教育委員会にて文化庁事業「天然記念物活用事業」担当として「島まるごと館」の建設、展示、大池展望台の建設にかかわり、同時に「地域宝さがし」をはじめる。 以後「島まるごとミュージアム構想」のもと「ガイド養成事業」「モニターツアー」 「島まるごと宝マップ」「ガイドテキスト」「ガイドブック」などの作成を行う。

高梨洋一郎(たかなし・よういちろう/サイバー大学教授)

1941年茨城県生まれ。早稲田大学第一政経学部政治科卒。旅行専門誌編集局長などを経て海外旅行のオンラインマガジン社を設立。日本エコツーリズム協会の設立に参画、初代事務局長として協会の基盤づくりに取組む。現在同協会理事。立教大学観光学部非常勤講師などを経て現職。日本旅行作家協会常任理事。著書に『建国の舞台・米国バージニア』(日経BP社)など。

真板昭夫(まいた・あきお/京都嵯峨芸術大学教授)
1949年新潟県寺泊生まれ。1973年東京農業大学農学科卒、2001年東京大学農学博士取得。(財)政策科学研究所、(財)自然環境研究センターを経て、(株)未来政策研究所代表取締役。2001年より現職。著書に『観光デザイン学の創造』(共著、世界思想社、2009年)ほか。

比田井和子(ひだい・かずこ/未来政策研究所主任研究員)
1947年長野県諏訪市生まれ。1970年横浜国立大学経済学部卒業。出版社勤務等を経て、未来政策研究所。地域とのワークショップを行いながら進めた協働著作に、二戸市エコツーリズムマップ、南大東村エコツーリズムマップ。Tシャツのデザイン等をはじめとする市町村のエコツーリズム開発に関わる実践作品多数。


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