学芸出版社

 

建築・都市計画の新しい職能像を考える

「まちづくり市民事業」と「都市をつくる仕事」


川原晋、都市計画学会関西支部次世代の関西研究会

2011.05.17

記録(一部試験公開)



趣旨

 東京と関西から参加した若手の建築・都市計画専門家が描く建築・都市計画の新しい職能、新しい仕事スタイル。
 「まちづくり市民事業」において職能の新しい可能性を寄稿された川原晋さんと、「都市をつくる仕事」を執筆中の都市計画学会関西支部次世代のメンバーが、これからのあり方を、ご参加の皆さまとともに考えました。

本ページでは討論部分の映像記録を試験的に公開しています。
報告部分は川原さんについては既に『まちづくり市民事業』が出版されております。佐久間、有田、大庭、武田さんの報告は、今回の議論を踏まえ練り直されたものが今秋出版されますので、そちらをご覧ください。

□主要プログラム

○報告

 まちづくり市民事業に見えた新しい職能像(40分)
 川原 晋(首都大学東京)
 「都市をつくる仕事」インタビュー&アンケート調査から(35分)
 「都市をつくる仕事」のひろがり……佐久間康富(大阪市立大学大学院)
 「つなぐ」ワークスタイル……有田義隆(パシフィックコンサルタンツ株式会社)
 「かえる」ワークスタイル……大庭哲治(京都大学大学院)
 「ひらく」ワークスタイル……武田重昭(兵庫県立人と自然の博物館)

○激論

 激論の口火を切る(5分)
 山崎義人(兵庫県立大学自然・環境科学研究所講師、人と自然の博物館)

 会場の皆さまを交え議論
                  司会:前田裕資(学芸出版社)

□日時

11年5月17日(火曜日)18時開場、18時30分〜20時30分頃まで

○略歴

川原 晋(かわはら すすむ)
本のカバー

首都大学東京都市環境学部自然・文化ツーリズムコース 准教授
1970年生まれ。早稲田大学大学院都市計画分野修了後、珂AUR建築・都市・研究コンサルタント、早稲田大学建築学科 助教を経て現職。著書(共著)に『まちづくり市民事業』(学芸出版社)『住民主体の都市計画〜まちづくりへの役立て方』(学芸出版社)、『まちづくりデザインゲーム』(学芸出版社)等。専門:都市デザイン、観光・歴史まちづくり。

佐久間康富(さくま やすとみ)
大阪市立大学大学院工学研究科助教。1974年、埼玉県所沢市生まれ。早稲田大学理工学部建築学科、同大学院博士課程退学。(株)環境と造形、早稲田大学教育・総合科学学術院助手を経て、現職。著書(共著)に、『若者と地域をつくる―地域づくりインターンに学ぶ学生と農山村の協働』(原書房)、『まちづくりオーラル・ヒストリー』(水曜社)、『まちづくりがわかる本〜浦安のまちを読む』(彰国社)など。

有田義隆(ありた よしたか)
1973年西宮生まれ大阪育ち。パシフィックコンサルタンツ株式会社。技術士(建設部門:都市及び地方計画/建設環境)。ランドスケーププランニング・コミュニティデザインの視点からまちづくり・環境デザイン・ユニバーサルデザイン等の調査・計画・設計に携わる。1999年大阪府立大学大学院修了(緑地環境計画工学)。株式会社朝平都市計画事務所を経て現職。

大庭哲治(おおば てつはる)
1976年生まれ。京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻助教。株式会社UFJ総合研究所(現在、三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)に在籍中に、京都大学大学院工学研究科都市社会工学専攻修了。「地域社会との相互関係性を考慮した歴史的環境財の保全に関する計量的研究」により京都大学博士(工学)。同論文により、日本都市計画学会論文奨励賞受賞。2007年より現職。

武田重昭(たけだ しげあき)
本のカバー

1975年神戸市生まれ。兵庫県立人と自然の博物館研究員。大阪府立大学大学院博士後期課程修了。UR都市機構を経て2009年より現職。共著に『テキストランドスケープデザインの歴史』、『シビックプライド』ほか。NPO法人パブリックスタイル研究所理事、ランドスケープ現代史研究会メンバー。

山崎義人(やまざき よしと)
本のカバー

1972 年鎌倉生まれ。兵庫県立大学自然・環境科学研究所講師、人と自然の博物館研究員兼務。早稲田大学大学院博士後期課程修了。樺n域総合計画研究所・研究員、小田原市政策総合研究所・副主任研究員、早稲田大学助手、神戸大学大学院COE 研究員を経て、2008 年より現職。主な著書に『まちづくり批評』(共著、ビオシティ)ほか


 
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