今、「地域」への期待が高まっています。環境・エネルギー問題においても、地域資源を活用し、地域の住民が地元の行政や事業者と連携しながら、環境と経済、社会が統合的に発展する姿を足元で具現化し、それを他地域にも広げ、地域間のネットワークをつくることで国を変えていく、そうしたボトムアップの変革が必要になっています。
　環境・エネルギー問題における「地域からの変革」で最も大切なものは「環境コミュニティ力」です。これは環境・エネルギー問題に取り組む地域の住民や事業者、行政等といった各主体の意識と互いにサポートしあう関係の力のことです。
　本セミナーでは、環境をテーマにした地域づくりを、「環境コミュニティ力」という観点で見直し、課題を明らかにするとともに、「環境コミュニティ力」を高めるためのこれからの作戦を考えます。

日　時／2012年9月27日（木）　18:00時開場、18:30〜20:30
場　所／学芸出版社3階 　　tel：075-342-2600
　　　　　　　京都市下京区木津屋橋通西洞院東入
　　　　　　　京都駅より徒歩約5分
会　費／1000円、懇親会（希望者のみ）：1000円
定　員／50名

○プログラム
講演１　「環境コミュニティ力」の考え方と地域行政のあり方　〜長野県飯田市の20年間を分析して
　　　　　白井信雄（法政大学地域研究センター特任教授）

講演２　「環境コミュニティ力」を高めるNPO環境市民の取組み　〜生駒市の環境基本計画への住民参画
　　　　　堀　孝弘（NPO法人環境市民・事務局長）

紹　介　「森林エネルギーと環境コミュニティ力　〜京都ペレット町家「ヒノコ」の試み
　　　　　松田直子　（株式会社Hibana代表取締役）

ディスカッション
　コーディネイター　松田直子／パネラー　白井信雄、堀　孝弘

※終了後、同会場にて懇親会を予定しております（希望者のみ、参加費別途要）。

好評発売中！ 環境コミュニティ大作戦 資源とエネルギーを地域でまかなう 【著者紹介】 白井信雄（しらい　のぶお） 大阪生まれ、静岡県浜松市三ヶ日町育ち。大阪大学大学院前期課程環境工学専攻修了。三井情報開発株式会社総合研究所環境・資源領域リーダー、株式会社プレック研究所　持続可能環境・社会研究センター長を経て、法政大学地域研究センター特任教授。 シンクタンク時代の環境省、国土交通省、林野庁等の委託調査の経験を活かし、環境分野での実践を具体的に支援する研究活動を実施中。