学芸セミナー/野村勘治庭園シリーズ第5回

夢窓疎石の庭を語る
西芳寺・永保持・瑞泉寺・天竜寺







永保寺庭園全景
   

 平安は絵画。鎌倉は彫刻。室町は庭園と言ったのは司馬遼太郎です。
 庭園の室町の扉を開いたのが、夢窓国師こと夢窓疎石であり、日本の庭園文化は夢窓を経由して今に至ったと言えます。
 廻遊式庭園。座視鑑賞式庭園。枯山水庭園。水亭、四阿、楼閣等の庭園建築は、夢窓の庭をルーツとし、何よりも画期的だったのは庭に偶意を重ねたことでした。
 今も残る夢窓の庭は4庭。どれも作庭スタイルは異なり、同一の作者であることを疑問視する人は多いのですが、紐解けば仏像、建築、庭園のコンセプトとデザインは見事に一貫しており、夢窓以外には有り得ないことが解ります。
 西芳寺を中心に、多治見・永保寺、鎌倉・瑞泉寺、京都・西芳寺・天龍寺の夢窓の庭の行脚から、知ってこそ見えてくる、夢窓の庭の魅力を解き明かします。

野村勘治     



西芳寺庭園復元CG図
   


日 時/2017年2月25日(土) 13:30時開場、14:00〜17:00
      終了後、同会場にて野村先生を囲んでの懇親会を予定(希望者のみ)
場 所学芸出版社3階   tel:075-342-2600
       京都市下京区木津屋橋通西洞院東入
       京都駅より徒歩約5分

会 費/2000円(学生1000円)、懇親会(希望者のみ):1500円程度
定 員/50名

【講師紹介】
野村勘治 (のむら かんじ)
(有)野村庭園研究所代表
1950年愛知県生まれ。東京農業大学短期大学卒業。重森三玲氏に師事し、作庭のかたわら桂離宮・金閣寺・竜安寺等名園の実測は百数十庭を数える。愛・地球博日本庭園監修など。京都林泉協会副会長。日本庭園学会理事。三重大学非常勤講師。


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