これはモードかファッションか
左三角
前に 上三角目次へ 三角印次へ

 

ニョッキリドッキリ

太陽の塔!

 

 

画像069
 
□万博記念公園
 お父さんが子どものころ。 「太陽の塔」のおなかには恐竜がいたし、 目玉男がすんでいた。

 「月の石」があったし、 いかした外人がロックを演奏していたし、 生まれてはじめて白いカレーも食べた。

 万博が終わったあと、 お父さんは自転車に乗って、 パビリオンがこわされるところをこっそり見にいった。

 鉄の柵でかこまれた万博は、 もう手のとどかない遠い世界だった。

 いつの間にか、 万博は広い公園になったけど、 「太陽の搭」はそのままの顔で立っている。

 万博の人たちは、 なぜ「太陽の搭」だけを残したんだろう?
 「夢はいつまでも続く」って言いたかったんだろうか?
 でも、 お父さんには「夢はいつか終わり、 物語が残る」って言ってるように見えるんだ。

中村伸之(ランドデザイン)

左三角前に 上三角目次へ 三角印次へ


このページへのご意見はJUDI

(C) by 都市環境デザイン会議関西ブロック JUDI Kansai

JUDIホームページへ
学芸出版社ホームページへ