「月の石」があったし、 いかした外人がロックを演奏していたし、 生まれてはじめて白いカレーも食べた。
万博が終わったあと、 お父さんは自転車に乗って、 パビリオンがこわされるところをこっそり見にいった。
鉄の柵でかこまれた万博は、 もう手のとどかない遠い世界だった。
いつの間にか、 万博は広い公園になったけど、 「太陽の搭」はそのままの顔で立っている。
万博の人たちは、 なぜ「太陽の搭」だけを残したんだろう?
ニョッキリドッキリ
太陽の塔!
□万博記念公園
お父さんが子どものころ。 「太陽の塔」のおなかには恐竜がいたし、 目玉男がすんでいた。
「夢はいつまでも続く」って言いたかったんだろうか?
でも、 お父さんには「夢はいつか終わり、 物語が残る」って言ってるように見えるんだ。
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