ラシクラシク
「歴史的町並み」らしい町並み
□脇町のメインストリート
夕日に映える白壁とうだつの並ぶ脇町の通りに立ったとき、 不思議な気がした。 歴史的町並みが消費されている。 直前に立ち寄った二重うだつが続く貞光のまちは、 伝建地区のような修景はされていないけれど、 まちが生きている。 まちは地域の色合いを継承しつつ変化することで生き続ける。 そこで継承される「かた」が地域性をつくる。 多くの伝統的町並みは、 修景の過程で、 どこもが「歴史的町並み」らしい町並みになっていっていく危険がある。
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