人と共振する
子ども心を揺り動かす、おとなの心を揺り動かす
東京都北区立浮間小学校2003年
子どもたちが学校に必要なものを考え、自らの力で作り上げた。子どもたちが考えたものは、3つの山と、山と山を結ぶ流れと池、そして雨水から水を得ることだった。子どもたちは、明けても暮れても、地面を掘り、土をこね続けた。大人たちの出来ることは、発電用風車とソーラーパネルそして循環ポンプを買い、設置することぐらいだった。彼らが半年かけて作り上げた「場」は、ビオトープではなく「うきうき池」だった。決して楽ではない作業を通して彼らは他では得られない多くの経験を積んだに違いない。彼らの中から新しいデザインを生み出す可能性を感じずにはいられない。ランドスケープデザイン・アトリエ風 河合嗣生
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