このファサードデザインは既存の街のコンテクストと融合しながら、次世代に続く新たな街の風景を創り出している。
伝える
衣を纏ったオフィスビル
北堀江地区はこの10年で急速に変化してきた街である。このオレンジ色のタイルのビルは、オフィス街であったころは北堀江の目印として建っていた。ショールームとして機能を変えたその外装は服生地を挟み込んだガラスで覆われ、元のタイルの外装をうっすらと透けて映し出している。同時に内部の10000アイテムを越える服生地のショールーム機能とクリエイティブなエネルギーが街に溶け出すように建物がレースの服を纏ったファサードとなっている。HTAデザイン事務所 中山大介
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