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都市環境デザイン会議関西ブロック
2017年第25回都市環境デザインフォーラム関西
日本のまちに座る
−公共空間を豊かにするデザイン−
17.5.20/大阪
趣旨
座ることは、まちに居場所を確保すること。そこに座れば、とりとめのない公共空間がひと時の間、私や私たちの場所になる。だからなのだろうか、今までの公共空間は誰かが座り込んだり寝転んだりすることにあまり寛大ではなかった。座ることを拒むようにデザインされたフラワーポットやオブジェ、座るとすぐに警備員がやってくる階段や広場、ひとりずつ行儀よく座らないといけないベンチ、座面が小さすぎて長居できないスツール等々。
ところが今、誰のものでもなくなっていた公共空間が私たちのものに取り戻され始めた。座ればそこが自分の居場所になり、座っている自分がまちの風景に溶け込む。座ることの豊かさがまちをもっと魅力的に輝かせる。
街路や水辺のオープンカフェやパークレットなど、様々な公共スペースで思い思いに座る場づくりが試みられる。ある時は一人静かに、ある時は仲間と語らう、それぞれの座り方がデザインされる。ベンチやスツール、テーブルやパラソルなどの"しつらい"のデバイスも増えつつある。
本フォーラムでは、世界中の様々な公共空間での座るデザインを見つめ直し、まちに座る意味を問い直すことから、日本のまちにふさわしい 「まちに座る」空間デザインと、「まちに座る」"しつらい"のあり方を議論したい。
フォーラム委員長 山室 浩一
日時・場所等
日 時:2017年5月20日(土曜)
12時半開場、13時スタート
場 所:関大ミライズ(関西大学梅田キャンパス)(地図)8階ホール
大阪府大阪市北区鶴野町1−5(初めての会場です!)
資料代:会員500円/会員外1000円/学生500円
資料ダウンロード 定 員:150名/申し込み先着順
懇親会あり(18時開始予定。場所は未定です。お店で実費精算、5000円ぐらいまで)
主 催:都市環境デザイン会議関西ブロック
共 催:関西大学 環境都市工学部
協 賛:アリモト工業/コトブキ/住軽日軽エンジニアリング/太陽工業/日本街路灯製造/日本興業(50音順)
チラシダウンロード
プログラム
基調講演1 日本人はどのようにまちに座ってきたか 〜洛中洛外図から小津映画まで
中村 伸之
基調講演2 ひとの居場所とグランドレベル
田中 元子モニターメッセ関西2017
出展メーカー
アリモト工業/コトブキ/住軽日軽エンジニアリング/太陽工業/日本街路灯製造/日本興業(50音順)パネルディスカッション
コーディネーター 角野 幸博
(1)まちに座る場所づくりの事例説明
1) KOBEパークレット社会実験……桝井 敦
2) 座るを哲学する世界のベンチ研究……大西 正紀
3) ベンチのカタチを考える……中野 竜
4) 都市空間に座る『価値』……門脇 宏治
5) ストーリーから座り場のデザインを考える……八木 弘毅
(2)パネルディスカッション総評
鳴海 邦碩
参加申込
また上記ボックスでの送信に不具合がある時は下記にメールください。
お申込への返信は、通常、数日以内に行ないます。お確かめください
高橋 康弘 takahashi@sogo-chosa.com
登壇者プロフィール
大西 正紀(株式会社 グランドレベル リサーチャー)
1977年大阪府生まれ。2003年日本大学大学院理工学研究科建築学専攻修士課程修了。2003-2004年Ushida Findlay Architects (UK)勤務。2004年mosaki共同設立。編集者・クリエイティブディレクターとして、主にメディアづくりに携わる。2004-2007年、日本大学理工学部建築学科助手。2016年株式会社グランドレベルの創業に参画。田中 元子(株式会社 グランドレベル 代表))
1975年茨城県生まれ。独学で建築を学び、2004年建築の分野と一般の人々とをつなぐクリエイティブ・ユニットmosakiを共同設立。2014年都会の遊休地にキャンプ場を出現させる「アーバンキャンプ・トーキョー」を企画・運営。2015年よりプロジェクト『パーソナル屋台が世界を変える』を開始。2016年株式会社グランドレベル設立。中村 伸之(JUDIフォーラム委員・ランドデザイン代表)
1958年生まれ。京都市在住。ランドスケープアーキテクト。最近の活動「京都と神戸でニュータウンの里山づくり」「芸大が移転するまちで高瀬川保勝会のお手伝い」「堀川通みどりのまちづくり」「台湾との里山交流会議」。角野 幸博(JUDIフォーラム委員・関西学院大学教授)
1955年京都府生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。大阪大学大学院博士課程修了。工学博士、一級建築士。(株)電通、武庫川女子大学教授等を経て現職。公共空間のデザインにひとかたならない関心を持つ。桝井 敦(神戸市建設局道路部道路課)
1982年生まれ。神戸市建設局道路部計画課に所属。都心における道路のリデザインの推進のため、現在はKOBEパークレットに熱い情熱を注ぐ。平成27年9月に公表した将来ビジョン等構想の実現に向け、道路管理者による視点で事業を推進する立場にある。
中野 竜(株式会社コトブキマーケット本部企画室長)
1992年東京農業大学農学部造園学科卒業。造園設計事務所勤務後、2004年に株式会社コトブキに入社。コトブキでは設計部、営業部を経て新規マーケットや新規営業手法の開発を担当。PDC、JLAU等にて理事を務める。門脇 宏治(株式会社ジイケイ設計)
1961年京都府生まれ。1987年大阪芸術大学芸術学部環境計画学科卒業、1989年京都市立芸術大学美術研究科環境デザイン修了。(株)GK設計入社。現在、GK京都・GK設計取締役。GK設計関西事務所所長「富山市内電車環状線」のデザインにて、2016「土木学会デザイン賞」優秀賞、2011「都市景観大賞」優秀賞など。八木 弘毅(株式会社日建設計シビル)
1982年生まれ。京都大学工学部卒業、同大学院修士課程修了。在学中、スイスの建築設計事務所にてインターン。2010年日建設計シビル入社。2015年より、京都大学工学部非常勤講師。著書に、「市民がかかわるパブリックスペースデザイン」(小林正美編・著 エクスナレッジ、共著者として)。フォーラム委員
フォーラム委員長 山室 浩一 フォーラム副委員長 煬エ 浩之
安藤 愛/岡 絵理子/角野 幸博/岸田 文夫/北村 健一郎/耕 奈穂子/小森 隆司/篠原 祥/清水 勝民/高橋 康弘/中村 伸之/長町 志穂/鳴海 邦碩/藤川 敏行/藤谷 康/藤本 英子/松山 茂/若本 和仁
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