大地の再造形2

美しい大事を“再造形”する土木造成デザイン

　現在の一般的土地造成では、平坦な土地を多く生み出すことと、規格にあった道路を通すことが最大の目的とされ、その結果、生み出された大地の形態には無関心である。みにくい法面の修復は造園にまかせてというのではなく、土木造成の段階から素顔の美しい大地を“造形”すべきである。
　視点を変えれば土木家は世界最大の作品をつくるアーティストにもなれる。
　都市計画、建築、ランドスケープと一緒になって、大地をデザインしていく土木であることを願う。