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土木デザインキーワード51b/土木空間の構成
置 く2
(C) by 大久保 裕文
地表に置かれた個々の機能は集積するに従い
やがて意味を持つ景観地理空間となる
景観計画としての大観を持たないこのアノニマス性は最小限度の土木技術の活用と個々の機能の集積がもつエネルギーが魅力を与えているのかも知れない。
上:イタリア・ナポリ
ナポリの丘陵地の地形にそってまるで置かれるように建物が立っている。 土木をベースとしながら個々に同質素材を持つ建築が集住した都市の姿は、 やがて一つの個性ある景観を形成する。
下:自然地形を利用した霊園
谷あいの傾斜地に広がる墓地。 わずかばかりの土木造成を施してはいるが、 個々の墓の集合により全体としての霊園の景観環境が形成されている。 やはり修景土木に負うところが大きい。
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