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土木デザインキーワード70b/土木の造形
「不自然な造形」2
(C) by 榊原 和彦
不自然でないデザインを
ひとつは「自然の系」としての土木に関わっており、 「不自然な」造形(『「自然な」造形』の項を参照のこと)にならないことである。 たとえば、 自然に倣うことは必然であるが、 自然を写した日本庭園に倣って自然風河川護岸をつくるなどすれば、 自然の模倣のさらなる模倣となって、 自然からかけ離れたものとなる。
自然河川に人工的な素材をもちこむと、 おうおうにして不自然きわまりないものになってしまう。
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- 「不自然」な造形 その2
自然河川をあまりに人工的にしつらえて、 「不自然」になってしまっている。 水際線の平面線形がそうであるし、 切り立った水際護岸(擬木を使用)が、 「際立ち」過ぎている。 もっとぼかさなければ「自然」にならないだろう。
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