都市環境デザイン会議関西ブロック

 

2018年第8回都市環境デザインセミナー

古地図を用いたタイムサーフィンのすすめ
「大阪こちずぶらり」アプリの活用法

18/11/20
鳴海邦碩、岡絵理子、松本邦彦、酒井裕一/受付終了


趣旨

 江戸期の古地図2種、明治期の地形図、戦後間もなくの米軍による航空写真、市街地発展図を地図レーヤーとし、江戸期・明治大正期の名所絵をランドマークとして収録した地図アプリを開発しました。
 これを用いた楽しみ方を紹介します。
 いくつかの時代の地図を重ねると、時代時代の景観の層が生れます。その層の間を泳ぎ回ると、新たな環境や景観の発見があります。中澤新一は「アースダイブ」という概念を打ち出しましたが、地下に潜るのではなく、時代時代の常に表層を体験するのです。「タイムサーフィン」といった方がよいかもしれません。
 私たちが作った地図アプリ「大阪こちずぶらり」を用いた「タイムサーフィン」の楽しみ方をお教えします。
 なお、参加者には冊子<古地図で遊ぶ:「大阪こちずぶらり」の楽しみ方>を資料として提供します。
発表者を代表して 鳴海邦碩

日 時:2018年11月20日(火)
   18時00分頃開場、18時30分開始、20時30分頃終了
場 所:(株)地域計画建築研究所(アルパック)大阪事務所会議室(地図)
 大阪市中央区今橋3丁目1−7
 日本生命今橋ビル10階 TEL.06-6205-3600
 注意:遅くなり正面玄関が閉まっているときは北側の適塾の
 公開空地をぬけてビルの北入り口から入ってください。
会 費:会員500円/会員外1000円/学生500円
定 員:30名
終了後:懇親会
 (場所等は未定です。お店で実費精算、4000円ぐらいまで)
主 催:都市環境デザイン会議関西ブロック

プログラム

・楽しみ方の基礎的条件の紹介      鳴海邦碩
・入堀川、鼬堀、天満堀川を巡る     岡絵理子
・上町台地から阿倍野を巡る       松本邦彦
・まちあるきマニアからのコメント    酒井裕一

参加申込

締め切りました。

講師プロフィール

鳴海邦碩さん
大阪大学名誉教授、関西大学客員教授。日本都市計画学会元会長。大阪をはじめ関西の各地のまちづくりを支援。インドネシアをはじめアジア諸国の都市環境調査を行なってきた。サントリー学芸賞、不動産協会賞等を受賞。著書に、『都市の自由空間』『都市の魅力アップ』『失われた風景を求めて』他多数。
岡絵理子さん
関西大学環境都市工学部建築学科教授。京都府立大学生活科学部で住まいについて学び、 大阪大学大学院環境工学専攻でまちをつくるすまいの研究をした。都市計画コンサルタント勤務、大阪大学大学院博士後期課程修了。博士(工学)。大阪のまちと住まい、住環境の新しい価値、郊外沿線まちづくり、タワーマンション研究など。また、研究室として新しい住環境価値を見出すための社会実験に取り組んでいる。
松本邦彦さん
大阪大学大学院工学研究科 環境・エネルギー工学専攻助教。同専攻博士後期課程修了。博士(工学)。2009年より株式会社スペースビジョン研究所勤務を経て、2013年より現職。歴史的環境の保全と活用に関する研究と実践を行っている。上町台地の暮らしや空間を紹介する企画「オープン台地」の実行委員会副代表。
酒井裕一さん
株式会社竹中工務店大阪本店技術担当顧問。大阪生まれの大阪育ちで、京都大学・大学院で建築を学び、昭和57(1982)年大阪市役所に入庁。住宅行政やまちづくり事業に35年間携わった後、定年退職。現在は勤務の傍ら、大阪くらしの今昔館ミュージアムボランティア町家衆、まち歩き&グルメの会の案内人、大阪府立中之島図書館の連続講座「地図で学ぶ 大阪街歩きのススメ2」講師など活動中。都市住宅学会、大阪高低差学会会員。



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