趣旨
近代都市計画が否定してきた路地が、そのヒューマンなスケールゆえに生活空間として、また賑わいや設えの空間として注目されています。一方、今日の都市計画・建築の制度は相変わらず路地を不適格なものとみなし、時には下北沢のような賑わいに溢れた街に、なにがなんでも都市計画道路を通し、広場をつくることを良しとしてしまっています。
ひょっとすると都市計画は何か大切なものを忘れてしまっているのではないでしょうか。
本セミナーでは、昨年末に『路地からのまちづくり』(西村幸夫編著)を出されたメンバーと、神戸駒ケ林で取り組まれているお二人を迎え、これからの路地を生かしたまちづくりと、さらに一歩踏み込んで、路地から始める都市計画の大きな方向転換を議論しました。
前田裕資
ドーンセンターセミナー室1
○主 催
都市環境デザイン会議関西ブロック
共催:路地からのまちづくり協議会関西支部