京都市新都市景観政策
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もらった旧・地区別基準ではどのような地区とされていたか

地区景観の特色(同地区別基準より引用)
 「市街地に囲まれた現在の御所は、成熟した緑と広大な苑地によって、散策や憩いのための貴重な空間であり、また外部からみれば大樹が並ぶ大きな森として都市のランドマークの役割を果たしている。御所をとりまく烏丸通・丸太町通・今出川通の大路や寺町通はこれによって風格ある街路景観を獲得している。碁盤目状のまち通りから御所の方向を向くと、うっそうとした緑がアイストップとして現れるのもこの地域の大きな景観的な魅力である。

 地区景観としては御所西には府庁、南に市役所、北に同志社や相国寺が立地し、歴史的市街地景観と京都の近代化過程を象徴する洋風建築が、新旧の対比を見せながらお重厚な都市景観を各所につくり出している。また寺町通、夷川通、二条通等の同業者町や商店街通りでは、歴史的様式を継承する町家と近代的建築が一体となった京都らしい都市景観を形成している」。

地区景観整備の目標(同基準より引用)
 「京都の近代化にあたって、近代施設を受け入れながらまちづくりの伝統を継承してきた市街地である。これを受けて、景観づくりについても歴史的景観形成の作法が守られている。かつて洋風建築は伝統的な町並みとの調和などを考えて計画されたが、現在においてもビル形式の建築物を設ける際は、軒高を整える等の近隣に配慮した町並みづくりの考え方が継承されている。通りや界わいがもつ業務・商業などの機能的特色を生かし、そのイメージを高めながら、歴史的に形成されてきた作法を継承し、地域特色のある景観づくりを進めることが求められる」。

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同志社
 
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京都府公館 ALTY
 
同基準の推奨建物
 さきほど紹介したマンション以外。

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京都市の推奨理由「烏丸通りにゆたかな緑化空間をとり大規模建築物のスケール感を和らげる」
 
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京都市の推奨理由「洋風建築だが、こぢんまりした品の良いデザインが御所の緑に調和する」
 
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京都市の推奨理由「変化のあるテントの形状と色彩が軽快感を演出している」
 
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京都市の推奨理由「ブティックや料理屋さんなどをまとめた和風集合店舗」
 
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