都市環境デザイン会議関西ブロック

 

2011年度第3回都市環境デザインセミナー記録

平福の洪水と歴史的環境の回復

八木 雅夫、田野 万治郎、豊嶋 慎治、長田 二郎、吉田 文男

  
(左)帯状の削り取られた被害としか映りませんが、内部には泥が床上まで道路側から入り込み、たいていの住まいはそうした惨状から復旧の意志さえ失う状態でした。(中)修復中(右)修復後

趣旨

 兵庫県佐用町の平福は山間の小さな町ですが、その歴史的な町並みが人びとに愛され親しまれてきていました。とりわけ、赤茶色の土蔵と川屋敷が建ち並ぶ川端風景は良く知られています。
 平成21年(2009)8月9日、1時間に89mmという雨量を記録した台風9号により洪水が起こり、平福の歴史的な環境が大きな被害を受けました。
 災害後、多くの人たちの努力で復興がなり、歴史的な環境も回復されました。
 今回のセミナーは、この歴史的な環境回復の取り組みとその成果をご報告いただき、意見交換をしました。
鳴海邦碩



日時・場所

  • 2011年5月6日(金曜日)
  • 6時15分開場  6時30分開演  8時30分頃まで
       ドーンセンターセミナー室

    主  催

      都市環境デザイン会議関西ブロック

    セミナー記録


    はじめに

    八木 雅夫(国立明石高専)


    被害調査から景観形成地区指定までのプロセス

    田野 万治郎(兵庫県県土整備部景観形成室)


    景観形成支援事業を活用した町並み景観の復興

    豊嶋 慎治((公財)兵庫県まちづくり技術センター 都市整備部まちづくり計画課)


    歴史的景観に配慮した河川災害復興

    長田 二郎(兵庫県県土整備部景観形成室)


    地域住民の取り組みと瓜生原家住宅(吹屋)の再生

    吉田 文男(アトリエフォルム主宰・ヘリテージマネージャー)


    まとめ

    八木 雅夫


    質疑応答



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