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都市環境デザイン会議関西ブロック
2014年度第4回都市環境デザインセミナーご案内
都市デザインと子供の教育
河田祥司、高松誠治、武田重昭/8.22/大阪
趣旨
ひと通りの都市環境はすでに整備され、リーダーや専門家だけが都市のことを深く理解していれば、魅力的な都市がつくり出せるという時代は終わり、そこに住む人たちの都市に対する関心や自負がなければ、都市の魅力を守り、育むことはできなくなってきています。海外では、日常的な会話の中で自分たちの住むまちについて話題にすることが多いと聞きます。そこに住む人たちが自分たちのまちについて意見を交わし、理想を述べ、そして何より誇らしげに語ることは、その都市の魅力を支える大きな力となっているはずです。日本でも、まちなかのカフェや居酒屋でそんな会話がたくさん聞けるようになれば、都市空間やそこでの生活の質もずいぶん向上するのではないでしょうか。
都市空間やそのデザインに対する人々の興味や正しい理解を育てるために、子供たちへの教育は大変重要な役割を担っています。これまでの都市デザインの領域では、「子供たちのためにどのような空間をつくるか」については熱心に議論がされてきましたが、「子供たちに都市デザインをどのように伝えるか」についてはあまり検討されてこなかったように感じます。
そこで本セミナーでは、小学生や中学生に対するまちやまちづくりについての教育の実践事例を通じて、子供たちにどのようにして都市空間やそのデザインの本質や魅力を伝えていけばよいかを考えてみたいと思います。
発題者を代表して 武田重昭
日時・場所
日時:2014年8月22日(金)
18時開場、18時半スタート
場所:大阪ガス エネルギー・文化研究所
グランフロント大阪 ナレッジキャピタルタワーC713号 都市魅力研究室
グランフロント大阪北館タワーB・タワーC間の吹き抜け広場『ナレッジプラザ』北西側北3エレベーターに、1Fまたは2Fから乗り、7Fで降りて下さい。北館1Fの案内所で確認されるのが確実です。7階で降りて迷われたらやはり誰かに聞くのが確実です。
参 加 費
会員500円/会員外1000円/学生500円
定員30名/申し込み先着順
終了後懇親会(場所等は未定です)
主 催 等
主催:都市環境デザイン会議関西ブロック
参加申込
また上記ボックスでの送信に不具合がある時は下記にメールまたは上記をファックスください。
お申込への返信は、満員で参加いただけない場合や変更の場合のみ必ず行ないます。
前田裕資 maeda@mbox.kyoto-inet.or.jp/FAX 075-342-2605
講師プロフィール
河田 祥司 氏
香川大学教育学部附属高松小学校教諭。商店街の活性化や瀬戸内国際芸術祭などを対象としたまちづくり教育を通じて、多くの人たちとのつながりのなかで自主的に地域の課題を解決する力を持つ子供の姿を提案している。観光立国教育賞観光庁長官賞、子ども観光・まちづくりPR映像大賞総務大臣賞ほか受賞歴多数。共著書に『教育と行政とが連携するまちづくり』(2013年・日本加除出版)ほか。
高松 誠治 氏
スペースシンタックス・ジャパン株式会社代表取締役。技術士(建設部門)。徳島大学工学部、東京大学大学院社会基盤工学専攻、ロンドン大学大学院先進建築学修士課程修了。2002から2006年Space Syntax社(ロンドン)。2006年より現職。都市の空間構成・デザインと人の活動・動線の分析を専門としながら、「良い都市空間デザイン」の推進に向けた取り組みを展開している。共著書に『英国CABEと建築・都市景観のデザイン評価』(2014年・鹿島出版)ほか。
武田 重昭 氏
大阪府立大学大学院生命環境科学研究科助教。専門は緑地計画学。UR都市機構を経て、2009から2013年まで兵庫県立人と自然の博物館にて研究員として博物館の企画・運営や生涯学習の支援に携わる。この間、兵庫県立大学附属中学校にてまちづくり学習のプログラムを実践。2013年より現職。共著書に『いま、都市をつくる仕事 未来を拓くもうひとつの関わり方』(2011年・学芸出版)ほか。
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