まちづくりの動き |
街なみ環境整備事業 |
神楽坂のまちづくりの中心をなしてきたのが、国の補助事業である「街なみ環境整備事業」である。
この事業は、平成3年から、神楽坂通りを中心にして、新宿区と地元の「神楽坂地区まちづくりの会」でもって、すすめられてきている。
区とまちづくりの会は、まちづくりの目標と街の将来像を描いた「神楽坂まちづくり推進計画」、「まちづくり憲章」を策定したうえで、「街なみ環境整備方針」を次のように策定している。
「まちの目標」
・ 伝統と現代がふれあう粋なまち―神楽坂
「まちづくりのテーマ」
・ 伝統的情緒に彩られたまち
・ 商業と住宅が共存するまち
・ 楽しく散策できるまち
さらに、平成9年には神楽坂1丁目から5丁目の地権者の同意にもとづく「まちづくり協定」を締結している。
この「まちづくり協定」では、街なみの連続性や高さ、店先空間、建物の外観、外構の意匠等の統一を図るルールが定められている。
この「まちづくり協定」とあわせて、平成12年からは、関連事業として電線の地中化工事が行われた。平成13年からは、交差点部の歩道と車道の段差解消や歩道のインターロッキング舗装工事が着手されている。また、商店会の事業による神楽坂通りの街路灯の付け替え工事が行われ、神楽坂通りに新しい彩りをそえている。