我善坊谷の再開発



虎ノ門・麻布台地区の再開発計画
 
 我善坊谷の周辺では、既に赤坂・六本木地区市街地再開発事業(アークヒルズ)が昭和61年に竣工済みであり、アークヒルズに隣接して、六本木1丁目西地区市街地再開発事業が施工中である。
 いずれの再開発も、この地の西斜面にあたり、低地の木造家屋密集地と背後の高台との高低差がおよそ20mもある再開発である。
 これらの再開発を含む地域は、港区において「大街区」と呼ばれており、先の市街地再開発事業の他、六本木・虎ノ門地区計画のもとに、高台には城山ヒルズ、六本木ファースト等の高層ビルが完成している。
 このように我善坊谷をとりまく地域においては高層化が進み、商業、業務、居住機能等が複合した大街区が形成されつつある。
 我善坊谷は、この大街区の六本木・虎ノ門地区計画区域内であり、虎ノ門・麻布台地区として再開発が計画されている。
 我善坊谷から虎ノ門5丁目を網羅する、高台と低地を含むこの地区は、木造家屋が密集しており、道路も幅員4m未満の細街路が多い。また、人口も減少している。
 このような地区において、大街区の一画として周辺と連続した、居住機能と商業、業務機能との共存を目指す再開発計画が進められている。
 再開発計画において、我善坊谷は、高層住宅・中低層住宅地としてゾーン区分され、谷を貫通する東西の歩行者軸も計画されている。
 現在、この再開発計画のもとに、対象地区の一部では市街地再開発準備組合も設立され、計画的な街づくりに向けた活動が進められている。
 今ある我善坊谷の急な坂道や高低差のある地形が、具体的にどのように活用されるのか、概念的な図のみが示されている計画概要からは判然としない。