旧東海道品川宿周辺整備基本計画



路地再生のイメージ―基本計画報告書より


 品川区の市街地整備基本方針(平成13年策定)において、品川宿周辺は、商業・都市型アメニティ空間「にぎわいゾーン」として位置付けられ、近隣商業空間の活性化や、観光や広域的な集客能力の強化が謳われている。
 この整備基本方針に先立って、平成6年に策定されているのが、後述の地元のまちづくり協議会が中心となって検討した「旧東海道品川宿周辺整備基本計画」である。計画対象地域は、北品川、南品川、東大井等であり、テーマによっては、東品川等も含んでいる
 整備基本計画では、周辺環境の変化を見据えながら、まちの良さ(まちの宝物−寺社、水辺、路地空間、祭り、品川気質、地元のまちづくり活動等)を育て、継承していくことを基本方針として、次のような目標と方向を設定している。
・ シンボルとなる未来継承事業
・ まち情報を発信していくための情報拠点整備事業
・ まちの良さを伸ばしていくための界隈空間形成事業
・ 人を育て、人を受け入れていく人・文化育成事業
 このなかの界隈空間形成事業とは、路地、坂道、緑、水路を結びつけていく事業であり、整備イメージとして、
・ 既存商店街の活性化
・ 裏宅地、小規模宅地等の共同化への誘導(路地空間の拡充、防災面での安全性の向上)
・ 主要な生活道路の整備(幅員4mの確保、緑化、部分的な石畳化等)
・ 境内や銭湯のコミュニティ空間としての活用
等があげられている。
 このように整備基本計画は、路地空間をまちの資源としてとらえ、界隈空間を形成していく重要な要素として位置付けている。