まちづくりの動き |
![]() 同潤会青山アパート |
原宿は、都心の繁華街としては珍しい文教地区に指定されている。以前は風致地区に指定されていたこともある。文教地区という指定が、原宿から風俗店を締め出し、若い女性達に好まれる街の色合いを保ってきたと言える。
しかし、原宿のメインストリート沿いのビルは、当然のことながら、移り変わりを見せている。表参道沿いに、昭和33年に建設されたセントラルアパートは、デザイナー達の仕事場としても良く知られていたが、今は取り壊されてしまった。3階建てのファッションビルに変わっている。また、平成6年に、ローマのスペイン階段を模して建設された明治通り沿いのビルは、原宿の新名所となったが、はやくも今は空地である。昭和2年に建設され、表参道の風景の一部として定着していた同潤会の青山アパートも、いよいよ、市街地再開発事業によって建替えられる。来年には、再開発組合も設立され、その青写真も公表されそうである。このようなビルの急速な移り変わりをふまえた、表参道を中心とする街並み整備や、街路整備の計画もすすめられている。
竹の子族の舞った表参道のホコ天(歩行者天国)は、平成13年9月1日をもって廃止された。