第6号2000年10月19日 |
ママはピンクのカーディガンと赤みを帯びた茶色のワンピース、 どちらも色味を抑えて切りそろえた長い髪。 坊やはグリーンのシャツに黄色の帽子。 スクーターと乳母車はこれも抑えた紫色。 ぼかしを入れた背景が三世代のファッションを明るく引きたてています。
一番上の呼びかけは“浜松タウンモビリティ…買い物ラクラク、 街角スイスイ。 街を楽しむ3日間”。
1センチ角のゴシック文字で色は明るいブルー、 白地にくっきりの読みやすさ。 タウンモビリティの説明はパンフレットの下部、 横長に全体の約五分の一ぐらいのスペースです。
「タウンモビリティは、 人にも街にも地域社会にもこんなにいいことです」として先ず2点。 高齢者・障害者の社会参画と中心市街地の活性化。
更に詳しく4つのキャッチフレーズ。
1 「浜松タウンモビリティ」の実施要領が決まりました
1)素敵なパンフレット、 お見せできないのが残念です!
A3版の二つ折り、 総カラー。 表紙は駅前の緑豊かな街をバックに、 4輪スクーターにまたがった紳士と乳母車の坊やとママをイラストで。 服装はカジュアルですが紳士はズボン、 シャツ、 マフラーと靴は茶色で統一してクリーム色のカーディガン。2)パンフレットはユニバーサルデザインのお手本
ぱっと目に入ってくるのは実験地区の地図。 JR駅前に広がる鍛冶町周辺地区22。 3haを茶色の太い線で囲っています。 地図の右下には方位と距離(10m単位)の目安の表示があるという心配り用。 東西約350m南北約200m、 という見当でしょうか。
A。 高齢者や障害者の生活範囲が拡大され、 暮らしが充実する。
B。 中心商店街に賑わいと消費拡大をもたらす。
C。 道路や建築物、 商店街などのバリアフリーやユニバーサルデザイン化が促進され、 市民の理解が深まる。
D。 エスコートサービスを担うボランティアたちによる世代間の交流が促進され、 地域社会の活性化につながる。
3)裏面は情報のページ
A。 タウンモビリティとは?
最後は事務局: 静岡県都市住宅部都市政策室(Tel 054‐221‐3191)
B。 どうして今、 タウンモビリティなの?
C。 浜松タウンモビリティの参加申し込みについて
(事務局・コーディネーター(株)賛同人建築研究所Tel 053-441-2535)
D。 私達も協力しています〜名簿
(県、 市、 商店街、 企業、 団体など計31)
5)推進組織は次の通りです
A。 主催: タウンモビリティ社会実験実行委員会
委員長: 県都市住宅部都市政策総室長
B。 協力: タウンモビリティ社会実験連絡協議会
会 長: 浜松商店会連盟
C。 日時:11月10日(金)〜12日(日)
AM9:30〜PM4:00
D。 貸出場所:フォルテ1階 (本部)
E。 使用機器:電動カート10台、 電動車椅子2台、 車椅子4台、
ベビーカー4台、 買物カート4台
1回90分程度、 無料貸出
F。 調査項目:施設点検(道路等の歩行環境と建物施設等の利用可能性)
:アンケート(試乗者、 ボランティア、 施設管理者、 市民)
2。 熊谷憲二さん「月刊福祉」の対談に登場
〜廣島らくらくえんえんオフィス協議会会長〜
全国社会福祉協議会が発行しているこの雑誌(11月号)の連載記事。 お相手は牧里毎治教授(大阪府立大)。 市・区役所や図書館でも閲覧できると思います。 ご希望の方には記事コピーをお送りしますが、 雑誌が届くのが月末近くなりそうです。
したがって、 お届けできるのは来月になります。 <問合せ先は「全社協の出版部」 Tel. 03-3581-6501>
3。 四日市からショップモビリティ視察団
団長は四日市のタウンモビリティ運動の中心となっている山本倖生さん。 11月中旬のデンマーク、 イギリス視察旅行にMaidenheadのショップモビリティを訪問予定。 市の職員と市民代表計6人。 MaidenheadはWindsor城の近くで2ヶ所のショップモビリティの他に、 Nursery(種苗所)を持ち障害を持つ人々に就業機会を提供しています。 また、 ボランティアも障害をもっている人達というユニークな存在です。
山本さんが車椅子利用者と伝えると「大歓迎」と早くもエールを送っています。
4。 国土開発技術センターのホームページ
タウンモビリティのHPは同センターのWebサイトの中にあります。 これまでの経過をはじめ、 英国の状況も含めて膨大な情報を入手できます。 最近Updateされましたし、 是非一度ご覧下さい。
http://www.jice.or.jp/jishujigyo/townmobility/t_2.htm
このページへのご意見は白石正明へ
(C) by 白石正明
学芸出版社ホームページへ