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第7号

2000年10月19日

 

1。 タウンモビリティ3年で「福祉対応型商店街」の基礎完成〜青森

 「福祉」というと古めかしく聞こえる向きがあるかもしれませんが、 コンセプトは『人と緑にやさしい街づくり』。 「3年かかったけれど商店街の合意形成が出来た」と語るのは加藤 博さん(青森市新町商店街振興組合常務理事)。 例えば、 と加藤さんは続けます。 「イベントの企画には必ず高齢者や障害を持っている人々への配慮が組み込まれるようになった。 また、 アンケートへの協力も極めて高い」と。

 タウンモビリティとの出会いは1997年。 21世紀に生き残る商店街を目指して、 加藤さんは既に車道を削って歩道を広げ植栽、 ベンチ、 照明、 水飲みなど歩行者にやさしい街づくりを実践していました。 モビリティ→高齢者→商店街という未来像が閃いたのはいうまでもありません。 そして、 青森市もまた郊外大型店問題を抱えているのですから。

 超高齢時代の商店街は「歩きやすい歩道が整備され、 車に気を使わずに安心して買物が出来、 親しみやすく、 品質が良く、 価格も手ごろ、 そして頼めば気軽に配達もしてくれる(加藤さん談)」というのが先ず基本。

 郊外大型店対策もさることながら、 中心部商店街が一丸となって魅力ある街づくりを進めることが不可欠。

 日本初の商店街によるタウンモビリティはこうして誕生しました。 現在、 事業の骨格は関連するものも含め次のように構成されています。

 青森は今実りの秋。 りんご、 魚、 お酒、 紅葉。 どれをとっても最高でしょうが飛び切り生きが良い『まち』は如何ですか?文化の秋を、 という向きには「三内丸山遺跡」もお忘れなく。

≪問合せ先≫ 青森市新町商店街振興組合 Tel。 017‐775‐4134


2。 「タウンモビリティ」を国際シンポジウムで発表します!

 場所はオーストラリアのパース市。 Positive Ageing Foundationの創立記念第1回シンポジウムにAbstractを提出していました。 先月末に採用の通知があり、 12月8日に発表することとなりました。

 テーマは「MOBILITY, A Key to Positive Ageing」で、 モビリティの意義とその実現の具体策として英国のShopmobility、 日本のTownmobilityを紹介する予定です。

 これまで2回、 世界高齢者団体連盟の世界会議で紹介してきたのですが何れもイギリス人に話してもらいましたので、 表面的な発表に終っていました。 世界一のプログラムの全容を広く紹介する絶好のチャンスと考えています。 それも日本の皆様の今日までのご尽力のお陰であり、 英国そして日本での成功を世界に知っていただけるよう全力投球して来ます。

 ついてはご協力をお願い致します。 日本の実情をしっかりと把握するためタウンモビリティ(ショップモビリティ)の把握したいのです。 用紙あるいは項目を次回にお送りしますので、 よろしくお願い致します。

 (*)タウンモビリティのHPは(財)国土開発研究センターのWeb siteにあります。
 
www.jice.or.jp/jishujigyo/townmobility/index.htm

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タウンモビリティ通信
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