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環境と共生する建築 25のキーワード

大西正宜 著


環境と共生する建築 25のキーワード

カバーイメージ

A5判/224ページ/並製
定価 本体2500円+税
ISBN4-7615-2214-4〔1999〕
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環境の世紀へ いま建築に出来ること


環境の世紀へ向けて

地球が直面する課題、環境建築の手法、環境共生の技術を

25のキーワードにピックアップして

最新情報をまじえてコンパクトの解説



目  次



はじめに

    第1章  建築環境の視点


[1] 地球環境の破壊

 1 かけがえのない地球
 2 地球の温暖化
 3 フロンによるオゾン層の破壊
 4 大気汚染と酸性雨
 5 熱帯林の減少
 6 サスティナブルということ

[2] ヒートアイランド

 1 熱くなる大都市
 2 ヒートアイランド現象はなぜ起こるか
 3 都市気温の上昇は抑えられるか

[3] 都市の水環境

 1 水の循環
 2 水環境の汚染
 3 飲料水の水質悪化
 4 排水の方式と問題点
 5 地域水循環の考え方
 6 親水空間の創造

[4] ダイオキシン類

 1 ダイオキシン類とは何か
 2 ダイオキシン類の事故
 3 ダイオキシン類の毒性
 4 ダイオキシン類の安全基準
 5 ダイオキシン類の発生
 6 ダイオキシン類ゼロに向けて

[5] 環境ホルモン

 1 環境ホルモンは人類を滅ぼすか
 2 環境ホルモンはどのように作用するか
 3 内分泌系の撹乱で何が起こるか
 4 何が環境ホルモンか
 5 環境ホルモンの検証は急務

[6] シックハウス症候群

 1 シックハウス症候群とは
 2 化学物質過敏症はなぜ起こるか
 3 シックハウスの原因となる化学物質とその発生源
 4 シックハウス症候群を防ぐには

[7] 建設廃棄物とリサイクル

 1 リサイクル社会に向けて
 2 建設廃棄物の量
 3 建設廃棄物のリサイクルプラン
 4 建設混合廃棄物、廃木材、型枠
 5 コンクリート塊の再生
 6 建設発生土と建設汚泥

[8] 省エネルギーの基準

 1 省エネルギー法の改正
 2 建築物に関する建築主の判断の基準
 3 住宅に関する建築主の判断の基準
 4 住宅に関する設計及び施工の指針

[9] 健康性と快適性

 1 建築物に求められる性能
 2 生理的な快適性
 3 高気密・高断熱について
 4 「快い」ということ





    第2章 環境建築の手法


[10] 建築物の保温と結露防止

 1 壁を通る熱
 2 結露を防ぐ断熱部の構成
 3 断熱材の種類
 4 自然素材の断熱材
 5 断熱工法
 6 弱点部分の補強

[11] 太陽熱のパッシブ利用

 1 太陽の位置
 2 日射熱
 3 ダイレクトゲインの利用
 4 ルーフポンドと屋上散水
 5 空気熱源のパッシブソーラー

[12] 高機能ガラス

 1 ガラスの種類と日射熱取得
 2 ガラス窓からの熱貫流
 3 断熱性の高い機能ガラス
 4 パッシブソーラー素子
 5 開口部の省エネルギー基準

[13] ブリーズ・ソレイユ

 1 日照調整装置の種類
 2 日照調整装置の検討
 3 増えるルーバー建築

[14] 屋上緑化と壁面緑化

 1 緑に覆われた建築
 2 緑化の効果
 3 日射の等価気温
 4 屋上緑化の手法
 5 壁面緑化の手法

[15] 地中の利用

 1 世界の地下住居
 2 地中の熱的特性
 3 地中への蓄熱
 4 地中を通る風
 5 地中を利用した建築物

[16] シックハウスを防ぐ材料と工法

 1 合板とボード類
 2 壁紙
 3 接着剤と塗料
 4 自然の素材を使う
 5 防蟻剤に頼らない床下構造


    第3章 環境共生の技術


[17] 蓄熱式ヒートポンプと地域冷暖房

 1 ヒートポンプの原理
 2 蒸気圧縮式ヒートポンプと吸収式ヒートポンプ
 3 ヒートポンプの性能
 4 蓄熱槽の利用
 5 地域冷暖房

[18] コージェネレーション

 1 コージェネレーションとは何か
 2 コージェネレーションのシステム
 3 コージェネレーションの普及

[19] 太陽エネルギーと風力エネルギー

 1 太陽のエネルギー
 2 太陽電池の原理と種類
 3 太陽光発電のシステム
 4 太陽熱利用
 5 風力発電

[20] 新エネルギーの開発

 1 水素は新エネルギーの柱
 2 水素エネルギーのつくり方
 3 燃料電池
 4 バイオマスエネルギー

[21] 未利用エネルギーの利用

 1 未利用エネルギーとは
 2 温度差エネルギーの利用
 3 ごみ焼却熱の利用
 4 スーパーごみ発電

[22] 雨水利用

 1 墨田区の雨水利用
 2 雨水利用の現状
 3 雨水利用のシステム
 4 各部の構造
 5 初期雨水の排除
 6 集水量と貯留槽の容量
 7 地方自治体による助成と融資
 8 天水尊のこと

[23] 排水の再利用

 1 排水再利用の形態
 2 排水再利用の方式
 3 排水再利用の水質
 4 排水再利用のシステム
 5 排水の前処理
 6 生物処理とは何か
 7 ろ過槽
 8 膜処理の仕組み

[24] 雨水の地下浸透

 1 不浸透域の拡大と洪水
 2 雨水流出抑制の方法
 3 雨水浸透施設の構造
 4 透水性舗装

[25] 水辺の近自然工法

 1 洪水対策一辺倒からの転換
 2 河川の形態
 3 近自然河川工法の考え方
 4 近自然工法の手法
 5 自然湖岸の形態
 6 ビオトープ

索引
おわりに




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