建築家の空間を読む

尾上亮介・竹内正明・小池志保子 著

B5変型判・160頁・定価 本体2800円+税
ISBN978-4-7615-2422-7
2008.2.10 初版発行

■■内容紹介■■
戦後から現代まで、名作とされる住宅59作品についてコンセプトを明確に提示し、力強いイラストと図面を用いてポイントをわかりやすく解説。住宅を設計する際に必要となる空間の読み解き方について、建築家の手法を探る。また、時代背景とともに年代ごとに取り上げており、戦後60年の日本住宅の変遷も学ぶことができる。


 
読者レビュー

れは建築家のあたまの中を解説した貴重な図鑑です。
一般に建築家の設計する家はへんな形だと思われがちですが、そして実際へんな形のものも多いですが、「なぜあんな形なのか」をこの本は読み解いてくれます。
豊かな住まいとは何か?家族のあり方とは?
建築家がそんな難解な問いと真正面から格闘した成果があの形なのだと、納得できることと思います。
デザイン学生さん、家づくりを考えている人、戦後日本の社会をふり返りたい人、いろんな人におすすめします。
イラストがすてきなので、2冊買って1冊はぬりえにしましょう。
(ぽむ企画/たかぎみ江)


担当編集者より

くり手と住み手の想い、様々な条件のもとにつくられる住宅。建築家の名前や作品名はわかってても、実際にどのような住宅なのか意外と知らないこともあるでしょう。
名作とされる住宅で、建築家たちは与条件をどのように読み解き、形にしているかが一覧できます。
戦後から現代まで、時代背景に思いを馳せながらたどるのもよいですし、コンセプトごとの分類もされているので、それぞれの建築家が出した回答を見比べるのもよいでしょう。
図面の読み解き方が具体的に示されているので、住宅設計の入門にあたり役立つ一冊です。
(N)