「宝探しから持続可能な地域づくりへ」出版に寄せて
二戸市長 小保内敏幸
岩手県北端、人口3万人の小都市・二戸市において、1992年から真板先生、比田井先生、高梨先生の指導を受けて始まった「楽しく美しいまちづくり推進事業」は、18年目を向かえました。
この事業は、高度成長のもと効率性、合理性、経済性などが優先された結果、見失いかけていた地域固有の自然や生活文化などを市民と行政の協働によって再発見・発掘し、それらを「宝」として、宝を活かした地域づくりを進めるための事業です。
本書には、私たちが18年間取り組んできた「宝探し」から「宝おこし」への過程と実践事例が示されています。
二戸市で実践している「宝さがし」が、これからエコツーリズムによる持続可能な地域づくりの参考になれば幸いです。