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■旧庄屋屋敷活用の文化施設誕生 平成15年6月に、吹田市の新しい文化施設「吹田歴史文化まちづくりセンター」が本格稼動を始めました。このセンターは、江戸後期に建築された旧庄屋屋敷を、文化施設として活用するため大掛りに改修され、大阪府建設技術協会賞を受けました。土地面積2728m2、延べ床面積524m2と広大で、JR吹田駅から南へ15分のまちなかにあります。これは旧家の当主から、平成12年に市に寄贈されたものです。 この活用について、市の呼びかけで市民による委員会が組織されました。以来3年間にわたり施設の利用方法と建物改造の仕様、設備、展示物およびオープン後の運営組織を検討してきました。 ■管理運営は市民団体が 施設の管理・運営は、上記委員会メンバーが中心となって設立した、「吹田歴史文化まちづくり協会」が市から委託されました。市の施設を民間の団体に管理・運営を委託するという、「公設民営」方式は、吹田市として初の事例となりました。 管理に要する経費の全額を市から協会に支払われ、行事運営の費用は一部補助金として交付され、残りは行事収益と会費などにより賄われています。 運営を支えるメンバーは、無報酬の理事15名、ボランティア約65名、会費拠出の協会会員約300名、それと交代勤務の常勤事務局スタッフ8名です。 理事は、行事企画、実施に加わり、常勤に近い人もいます。ボランティアは、庭園の清掃、喫茶コーナーのサービス、見学者のガイド、イベントの手伝いなど、自分の希望のグループに登録した人達です。これら積極的な市民参加は大きな支えです。 ■利用の状況 施設利用の柱は、 (1)建物と常設歴史展示室の見学(無料)、 (2)協会企画の行事開催、(3)一般への貸し室の3本です。 (1)の見学は、延べ3750人(月平均1250人)に達しました。新規開設の珍しさもあって、団体、個人ともに来訪は賑やかです。 (2)行事開催は、プロ・アマチュアを織り交ぜての和洋の音楽会、美術展、落語、教養講座、子ども対象の行事など月に10件以上こなしています。 (3)の貸し室部門の利用料収入は、協会を経由するだけで、市の収入になります。利用状況は、会議とお稽古事によく利用されています。 協会運営は、本格稼動から僅か3ヵ月あまりの現在、試行錯誤の繰り返しで、資金的にも苦しいところですが、出演者の好意、ボランティアの労力提供、会員の会費拠出などに支えられています。協会理念である「歴史と文化によるまちづくり」を目指して、人が集い、協力しあう、楽しいまちづくりの核となるよう、努力したいと考えています。 (岡村昇二/吹田歴史文化まちづくり協会) |
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