季刊まちづくり28号/2010年9月1日発売


特集 地域づくりと景観法


 景観行政団体が449団体、景観計画策定団体は228団体となり、景観法による地域づくりが各地で実施されている(平成22年4月現在)。
 景観法は各地で制定された景観条例を背景として、強制力を伴う初の地域主体のまちづくり法である。
 その効力は、芦屋市で全国で初めてマンション建設計画が不認定になるなど、徐々に発揮され始めている。
 今後、果たして個性豊かな地域づくりのツールとして定着するか。
 また、その一方で、景観市民ネットなど、地域の景観保全活動を支援する市民活動も盛んになっている。
 その現状をレポートする。


予定目次

  • 景観法と景観まちづくり……久 隆浩(近畿大学総合社会学部教授)
  • 景観法の現状と課題……原田佳道(国土交通省景観・歴史文化環境整備室)
  • 景観法が読み切れなかった地域特性……北村喜宣(上智大学法学部教授)
  • 景観地区でまちづくり―芦屋の生活環境のつくり方・まもり方……小浦久子(大阪大学)
  • 境界を越えて
      ・ 矢部川流域……尾辻信宣(G計画デザイン研究所)
      ・ 木曽川流域と犬山市街―犬山市と各務原市の取組み……野村好哉(犬山市都市計画建築課)
      ・ 関門海峡が結ぶ景観に配慮したまちづくり……栗原 武(下関市都市整備部都市計画課まちづくり係長+関門景観協議会事務局)
  • 総合的な都市環境づくり
      ・ 鎌倉の新たな価値創造を目指して……奧山信治 (鎌倉市景観部都市景観課主事)
      ・ 潤いと彩りのあるまちの風景づくり……渡辺敏男(盛岡設計同人)+盛岡市景観部都市計画課
  • 地域の特色を活かして
      ・ 伊勢市景観計画……坂谷和則(伊勢市都市計画課)
      ・ みんなで歩むブナ北限の里づくり……津谷教宣(北海道黒松内町企画調整課主査)
      ・ 景観市民ネットの活動―市民活動が支える景観まちづくり……井上赫郎(景観市民ネット事務局長)

    その他の予定記事

  • 特別企画 分かち合いの都市計画
      ・ 座談会「現代的総有」と『「分かち合い」の経済学』
        神野直彦(東京大学名誉教授)×五十嵐敬喜(法政大学教授)×野口和雄(都市プランナー)
      ・ 現代総有論……五十嵐敬喜(法政大学教授)
      ・ 都市法の改革……野口和雄(都市プランナー)
  • イギリスの景観政策の新展開……宮脇 勝(千葉大学准教授)
  • 地域レポート 田原町の近隣づくり(福井県福井市)……野嶋慎ニ(福井大学)+堀部修一(福井大学)
  • 対談 森まゆみ×西村幸夫 次のステージに立つ「地域」 
  • フォーカス 
      ・ インナーハーバー構想と北村 猛……鈴木伸治(横浜市立大学国際総合科学部准教授)
      ・ 重伝建地区の防災……後藤 治(工学院大学教授)
  • 各地からの報告 歴史的まちなみと都市計画……小林郁雄+難波 健(NPO法人日本都市計画家協会・関西支部長)

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