中野伊助の想い

弊社の取り扱う伝統工芸品・宗教用具は、今や時代の波に取り残され淘汰されつつあるかの様相を見せています。その一方、若い人たちのあいだで「古いもの」「ルーツ」を見直し大切にしていく傾向も見受けられるようになりつつもあります。

珠数は今から約2,500年前、現代と何も変わらず飢饉・戦争などで国民が困窮し疲弊した暗黒の時代にお釈迦様により人々の心を救済するために生まれました。数珠を持つことで心は癒され争いごとは鎮まり平和になり、それに伴い五穀豊穣にもつながっていきました。念珠はいわば「お守り」となったのです。

このことから現代の拭いきれない社会不安の中で、人々の心を癒し救うための一助に京念珠はなり得るのではないかと弊社は考えています。

どうかご覧頂いてその「想い」をイメージしご理解賜ればと節に願う次第であります。

下記に弊社の「想い」を図にいたしました。どうかご覧頂いてその「想い」をイメージしご理解賜ればと節に願う次第であります。  合掌

十代目店主 敬白

十代目店主中野恵介 プロフィール

京念珠製造師。創業1764年(明和元年)10代目

1962年、京都生まれ。大学卒業の後、先代に師事し家業に入る。94年に10代目継承。

伝統的な念珠をベースに新しい取組みを始め「京もの海外市場開拓事業」に参画し2016年には、京都市ならびに同志社大学と産官学連携し、現代的な感性を活かした新しい念珠のカタチを開始した。

念珠は2500年前、釈迦によりインドで生まれ、日本には聖徳太子の時代に仏教と共に伝来した。仏教文化の広がりと共に当初は読経を数える道具でしたが、今では「御守り」「願掛け」の為にも用いられます。時代の移り変わりの中で、現代の様式に寄添った念珠を提案します。

メディア掲載 TV「京都知新」(MBS毎日放送)、雑誌「創造する市民」(公益財団法人京都市生涯学習振興財団)、「月刊茶の間」(宇治田原製茶場)、京都新聞、中外日報、宗教工芸新聞など

中野伊助の「想い」

相関図
ACCESSOIRE SPIRITUEL KYOTO - PARIS 中野伊助 & LOUISE DE TESTA
COULEURS 中野伊助 & LOUISE DE TESTA