民主・都みらい市会議員団の成り立ちと目標

     21世紀・新しい市民社会を目指して
                               団長 宇都宮壮一

 新しい民主党の京都府連が結成されたのは、98年11月。当時、民主党京都府連に参加した京都市会議員には、旧民社、新進党の「都みらい議員団」と旧社会党の「京都市民クラブ議員団」に所属するものに分かれておりました。

 99年の京都市会議員選挙後、連合京都の要請もあり、統一会派「民主・都みらい京都市会議員団」が13名で結成されました。細川政権以来の政党流動化、再編の流れの中で、私自身も民社党、新進党、民主党と選挙のたびに所属政党が変わるという苦い経験を重ねてきただけに、この議員団の結成は一つの到達点を迎えたという思いがあります。

 京都市会の定数は72名。市長与党会派は、自民党24名、民主・都みらい13名、公明党12名、その他2名の計51人、これに野党の共産党が21名の構成で、わが民主・都みらい議員団は公明党を抜いて与党第2会派となり、山口幸秀議員に続いて、現在今枝徳蔵副議長と副議長ポストを占めています。

 会派を構成する13人は、党公認11人、推薦2名で、労組出身の他に、中小企業経営者からの転進者、市民運動出身者、福祉施設の経営者、専業主婦から当選した女性議員など多彩な顔ぶれです。政党の違いからギコチなさが残っておりましたが、1年を経た今ではお互いに気心も分かり、仲良く一致団結して諸般の活動に当たれるようになってきました。

 時代は今、地方分権、男女共同参画、国際化、少子高齢化、NPO拡大など新しい市民社会の創造へと大きく動き出しています。新しい市民社会とは、家庭と職場だけではなく、その中間に幅広いボランティア活動や自主的な市民活動があり、その活動が政治や地方行政を動かしていく社会だと考えておりますが、私たちは、この動きに主導的に対応していかなければなりません。

 戦争と動乱に彩られた20世紀が終わり、新しい世紀が始まろうとしています。私たちは1200年の歴史と伝統を持つ京都の良さを守りながら、また諸先輩や私たち自身が歩んできた歴史の教訓を大切にしながら、新しい市民社会の創造を目指して、新しい時代へ歩みつづけたいと思っています。  
 (民主党月刊誌「連」より抜粋)

メールを出す  議員一覧へ戻る  ホームへ戻る