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ゼ ミ 紹 介


木工1・2   担当:横井博史

 1では初入門として、木工道具の使い方、手入れの仕方、基礎的な継手・仕口の制作実習を行う。
 2では次の段階として、大工を志望する者向けに基礎的な木工作業を通して基本的な技術の修得を目差し、2年次の卒業制作につなげたい。
  
 


町家1・2   担当:薦野 愛 (よしやまち町家研究室主任研究員)

 町家ゼミ1(前期)では、まず町家の構造、意匠、歴史など町家の基本的な知識を学んだあと、グループに分かれて近隣街区における町家の外観調査を行う。学校周辺には規模や使われ方も様々な町家が存在し、格好の調査フィールドである。実物に触れながら、町家の保存状態、関心を持った意匠などについての学習、意見交換を通して、各自の町家に対する鑑賞眼や考えを深める。見学や時間外での実習も数回予定。
 町家ゼミ2(後期)では前期で得た基本的知識をもとに、さらに発展した内容とする。

 


伝統建築1・2 担当:三上皓造

建築科1年の後期には午後から見学に出られるように時間割が組まれており、市内の現地で国宝・重文建造物を目の前に全体から詳細まで、また種々の調査の仕方などの説明をすることができる。見学に出ない日は大事な基礎知識をスライドなどを使い、講義を行う。2年ではやや遅めの時間となるが、1を踏まえて修理の実際など、一段上の研修を行う。二部の学生も積極的に参加している。



インテリア   担当:稲端下恵子

  主 題:インテリアという視点から建築を考える
  演習の内容: パース・プレゼンボードなどを使ってイメージを表現する手法を学ぶ

  インテリアゼミでは、インテリアの基礎知識をつけるとともに、平面分割やコラージュ製作などを通して、デザインセンスを高め、コーディネートの基本となる(要望を聞きだす→抽象的なイメージを整理する→提案をわかりやすく、きれいに表現する。)プレゼン力を、実務にそった形で身につける事を企図している。


コミュニケーション  担当:田村哲夫

コミュニケーションゼミは、「人の話に耳を傾けて自分の考えをまとめて、それから自分のいいたいことを人に伝える。」ということがスムーズにできるようにするためのゼミです。1年2年ともに大歓迎です。はじめて知り合う人にどのように自己紹介するのが良いと思いますか?何を話題にしたら話に花が咲くでしょうか?いろいろ一緒にやってみましょう!
写真は 「各自の名刺を作っているところ」と「各自の発表風景」です。
 
 

3D−CAD   担当:滝田真之典

3D−CADゼミではSketchUpというソフトを利用して、模型を作るような感覚でパソコン上に建物を立体化して表現することで、計画やプレゼンテーションに利用する方法を練習する。平面や立面など2次元のデータでは確認や表現の難しいことを3Dソフトの利用により3Dモデルとして建物を作成し、できあがったモデルを様々な角度から確認、検討することで形状、ボリューム感、空間の把握などの立体的な感覚を身につける。
3Dモデルは容易に変更が出来るので、多目的な計画用ツールとしての利用方法を体験して、完成した3Dモデルをパースなどのプレゼンテーションの代用として利用する方法や、他のレンダリングソフトとの連携によるCGの作成方法などを学習する。



空間論        担当:香西克彦

  主題: 建築を空間・場所・風景という側面から考察する

建築材料の集積によって建築(物)は作られる。一般に建築はこうした物の次元で語られるが、より重要なのは物によって構成された物以外の部分、即ち(内部)空間なのである。例えば人が安心に快適に「住む」ことは、そうした空間を確保することが第一義であることに思い至れば反論はなかろう。人間と無関係に建築は存在しない。本ゼミでは建築は人間にとってどういった意味をもつものでるかが問われる。空間、場所、風景等に着目しつつ、意味の次元から建築が原理的に考えられることとなろう。



不動産取引      担当:福井基文 内田俊明 中村 善人 久保

今年度は、<「宅地建物取引主任者」資格取得を目指す>ものでなく、土地と建物にまつわる常識やルール、不動産経済の見方などを学ぶ。
生徒諸君が将来仕事上で出くわすであろう、様々な状況に対応できる内容とする。



力学補講1・2     担当:風間

  建築において必要不可欠な建物の安全性を確認するための基礎である「力学」のつまずきやすい部分の復習を行う。

目で見ることができないので理解しにくく、難しい数式・数字が並んでいるだけで、何をしているか判らないと思ってしまうために力はどのよう作用するか?力はどのように伝達するのか?を模型などを使用して力学の基礎を理解してもらい、簡単な算数(足し算・かけ算)を使用しての力学問題を解き、理解を深める。



建築総合体験   担当:長瀬博一

  テーマ:<鉄骨造の祇園祭収蔵展示施設>の現地見学と図面解読。

現地の建物見学とその設計・施工図(意匠・構造・設備)を解読し、鉄骨造建築に関する実践力を身につける。近年、京都市内の新築建物をRC造と比べると実に85%は鉄骨造!!従って卒業までに鉄骨造建物の学習は大変重要。
ねらい:一つの建築物を総合的(意匠・構造・設備)、実践的に把える。
 
 

ディティール    担当:長瀬博一

  テーマ ディティール(建築細部の形、仕様、成り立ち)の考え方。
  <建築の質を最終的に決定づけるのがディティールです>

実務上、基礎となる建築の重要部ディティールを描く(デスクワーク)と共に、建築の現地見学で、現寸現物の確認をする。(講師が設計・監理のビル・民家・町家・寺院等を見学する)
ねらい:「御絵描きは駄目だ!建築技術を身につけよう。」


卒業設計         担当:長瀬博一

  テーマ:卒計(後期)の為の準備作業として基本構想(エスキース)のまとめまで。

後期に2年間の学習総結算としての卒計に取組むにあたり、前期中に基本構想をまとめあげる必要がある。その為、設計テーマの決定、参考物件の考察(現地見学含む)、企画コンセンプトからエスキース作成まで行う。又、選定敷地のパノラマ完全つなぎ写真を作成し卒業後も役立つ一つのスキルを取得してもらう。


卒業設計         担当:菅原 章

2年生後期の卒業設計に備え、準備作業を行います。   →06年度 吉田れなのスケッチをどうぞ

@テーマを決める
A参考になる建物を見学する
B敷地を決める
C配置計画
D外観のイメージ