組込用ボードコンピュータ MYKmシリーズ

MYKm-K02

KL5C80A16 ボードコンピュータ


【外観】

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【仕様】

CPU KL5C80A16川崎マイクロエレクトロニクス
Z80バイナリコードコンパチブル
CPU+MMU+DMA×2+UART×2+クロック同期シリアルI/O×2+16ビットタイマ/カウンタ×4+割り込みコントローラ+32ビットパラレルポート+DRAMコントローラ
(ICの1つのピンに複数のI/Oがマルチプレクスされているので、全て同時に使用できるわけではありません。)
システムクロック 9.8304MHz(7.3728MHz製造可能)
動作モード ノーマルモード/バグファインダモード
割込 最大16要因(内部14・外部4)+NMI
ROM 512kバイトmax.(27256/512/010/020/040)IC未搭載
バグファインダモード時にRAM(62256/628128/628512)使用可能
RAM 128kバイト(628128-7)
バッテリバックアップ可能(バッテリ外部接続)
パラレルインターフェイス 82C55(8ビット×3ポート)×2
CPU内蔵分とあわせて合計80ビット
シリアルインターフェース EIA-232 1チャネル(CPU内蔵分)
SD・RS・ER・RD・CS・DR・CD・CI(モデム接続可能)
75〜115200bps
レベル変換IC MAX211マキシム)搭載
EIA-422/485 1チャネル(CPU内蔵分)
SD・RS・RD・CS
75〜307200bps
レベル変換IC 75ALS1177(TI)搭載
ADC MAX1202マキシム)シリアルI/O接続
12ビット×8チャネル(シングルエンド)/4チャネル(差動)
4.096V/±2.048V(差動入力モードのみ)フルスケール入力
直線性誤差±1LSB max.(ノーミスコード保証)
オフセット誤差±3LSB max.
ゲイン誤差±3LSB max.(基準電源誤差含まず)
変換時間30μS(変換コマンド・変換データの送受信時間を含み、システムクロック・ウェイト設定等により変わります。)
適応ソースインピーダンス1kΩ以下
DAC MAX5154マキシム)シリアルI/O接続
12ビット×2チャネル
2.048V/4.096Vフルスケール出力
直線性誤差±1LSB max.(モノトニシティ保証)
オフセット誤差±6mV max.
ゲイン誤差±3LSB max.(基準電源誤差含まず)
セットリングタイム15μS typ.(1/2LSB・10kΩ‖100pF負荷)
適応負荷5kΩ以上
リアルタイムクロック RTC62423エプソン
電源 +5V±5% 200mA max.(無負荷・CMOS ROM時)
動作温度 0〜70℃
基板寸法 100×100mm
取付穴寸法 90×90mm(4-φ3.5)



【メモリマップ】

デバイス 物理アドレス
ROM 27256
27512
27010
27020
27040
62256
628128
628512
00000〜07FFF h
00000〜0FFFF h
00000〜1FFFF h
00000〜3FFFF h
00000〜7FFFF h
00000〜07FFF h
00000〜1FFFF h
00000〜7FFFF h
RAM 628128 C0000〜DFFFF h
※ROMは7FFFFh、RAMはFFFFFhまでイメージが存在します。



【I/Oマップ】

MMU BBR1
BR1
BBR2
BR2
BBR3
BR3
BBR4
BR4
00 h
01 h
02 h
03 h
04 h
05 h
06 h
07 h
DMAコントローラ チャネル0 B-PAR/C-PAR
B-SAR/C-SAR
B-BCR/C-BCR
CR/SR
10 h
11 h
12 h
13 h
チャネル1 B-PAR/C-PAR
B-SAR/C-SAR
B-BCR/C-BCR
CR/SR
14 h
15 h
16 h
17 h
システム制御レジスタ SCR0
SCR1
SCR2
SCR3
SCR4
1B h
1C h
1D h
1E h
1F h
タイマ/カウンタ チャネル0 カウンタ
コントロールワード/ステータス
20 h
21 h
チャネル1 カウンタ
コントロールワード/ステータス
22 h
23 h
チャネル2 カウンタ
コントロールワード/ステータス
24 h
25 h
チャネル3 カウンタ
コントロールワード/ステータス
26 h
27 h
UART RATE 28 h
チャネル0 送受信データ/拡張ステータスA
モード/コマンド/ステータス/拡張ステータスB
2A h
2B h
チャネル1 送受信データ/拡張ステータスA
モード/コマンド/ステータス/拡張ステータスB
2C h
2D h
クロック同期シリアルI/O チャネル0 送受信データ
モード/コマンド/ステータス
30 h
31 h
チャネル1 送受信データ
モード/コマンド/ステータス
32 h
33 h
割込コントローラ LERL/PGRL/ISRL
LERH/PGRH/ISRH
IMRL
IVR/IMRH
34 h
35 h
36 h
37 h
パラレルポート ポート0(P0) 入出力データ 38 h
ビット操作コマンド 39 h
ポート1(P1) 入出力データ
方向制御レジスタ
3A h
3B h
ポート2(P2) 入出力データ
方向制御レジスタ
3C h
3D h
ポート3(P3) 入出力データ
方向制御レジスタ
3E h
3F h
リアルタイムクロック S1
S10
MI1
MI10
H1
H10
D1
D10
MO1
MO10
Y1
Y10

CD
CE
CF
E0 h
E1 h
E2 h
E3 h
E4 h
E5 h
E6 h
E7 h
E8 h
E9 h
EA h
EB h
EC h
ED h
EE h
EF h
PPI1 ポート0(P4)
ポート1(P5)
ポート2(P6)
入出力データ
入出力データ
入出力データ
F0 h
F1 h
F2 h
コントロールコマンド F3 h
PPI2 ポート0(P7)
ポート1(P8)
ポート2(P9)
入出力データ
入出力データ
入出力データ
F4 h
F5 h
F6 h
コントロールコマンド F7 h
※外部にI/Oを増設する場合は、40〜DFh・F8〜FFhを使用してください。



【動作モード】

CPUの動作モードには、ノーマルモードとバグファインダモードがあります。
動作モードの切換はジャンパ(ショートソケット)で行います。バグファインダでデバッグする時以外は、ノーマルモードで使用してください。



【デバッグ】

ソフトウェアのデバッグには、市販のROM ICE・リモートモニタ・バグファインダ等が使用できます。バグファインダでデバッグする場合、CPUはバグファインダモードにします。この時、ROMソケットにRAMを挿入すると、ユーザープログラムをこのRAM上にダウンロードできます。



【コネクタ】

◆型式

CN1 CN2・3 CN4・5 CN6
基板側 プラグ XG4C-2631 XG4C-5031 XG4C-1031 XG4C-2031
ケーブル側 ソケット XG4M-2630-T XG4M-5030-T XG4M-1030-T XG4M-2030-T

CN7 CN8
基板側 ベース付ポスト B4B-XH-A B2B-XH-A
ケーブル側 ハウジング
コンタクト
XHP-4
BXH-001T-P0.6
XHP-2
BXH-001T-P0.6
※CN1〜6はオムロン叶サ、CN7・8は日本圧着端子製造叶サです。CN1〜6の相手側コネクタは付属しません。


◆接続表

CN4はEIA-422/485、CN5はEIA-232レベルの信号ですので、TTLレベルで使用する場合はCN2に接続してください。CN5はフラットケーブルでDサブコネクタ(9ピン)に1番ピンを合わせて接続すれば、そのままEIA-574配列になります。

CN1(バス)
GND GND
A0 A1
A2 A3
A4 A5
A6 10 A7
11 D0 12 D1
13 D2 14 D3
15 D4 16 D5
17 D6 18 D7
19 IORD* 20 IOWR*
21 CLK 22 RDY
23 +5V 24 +5V
25 GND 26 GND


CN2(CPU I/O)
BATT GND
P00 P01/OUT1
P02/OUT2 P03/OUT3
P04/GATE0/TRXC0 P05/GATE1/TRXC1
P06/GATE2 10 P07/GATE3
11 P10/SCK1 12 P11/RAS*
13 P12/CAS* 14 P13/UASEL*
15 P14/RXRDY1 16 P15/TXRDY1
17 P16/DACK1* 18 P17/EXBACK*
19 P20/IR0/IR2 20 P21/IR1/IR5
21 P22/IR14 22 P23/IR15
23 P24/DREQ0 24 P25/DREQ1
25 P26/EXBREQ* 26 P27/NMI*
27 P30/DTR1* 28 P31/RTS1*
29 P32/TXD1 30 P33/TXS1
31 P34/DSR1* 32 P35/CTS1*
33 P36/RXD1 34 P37/RXS1
35 OUT0 36 DACK0*/PALAT
37 TXD0 38 RXD0
39 RTS0* 40 CTS0*
41 RESET* 42 MR*
43 STDP 44 A16
45 A17 46 A18
47 MRD* 48 MWR*
49 +5V 50 GND


CN3(PPI1・2)
P40 P41
P42 P43
P44 P45
P46 P47
P50 10 P51
11 P52 12 P53
13 P54 14 P55
15 P56 16 P57
17 P60 18 P61
19 P62 20 P63
21 P64 22 P65
23 P66 24 P67
25 P70 26 P71
27 P72 28 P73
29 P74 30 P75
31 P76 32 P77
33 P80 34 P81
35 P82 36 P83
37 P84 38 P85
39 P86 40 P87
41 P90/ADCE* 42 P91/DACE*
43 P92 44 P93
45 P94 46 P95
47 P96/DCD1* 48 P97/RI1*
49 GND 50 GND


CN4(UART0)
SDA
SDB
RDA
RDB
RSA
RSB
CSA
CSB
SG
10 SG


CN5(UART1)
CD
DR
RD
RS
SD
CS
ER
CI
SG
10


CN6(A/D・D/A)
AIN0 AGND
AIN1 AGND
AIN2 AGND
AIN3 AGND
AIN4 10 AGND
11 AIN5 12 AGND
13 AIN6 14 AGND
15 AIN7 16 AGND
17 AOUTA 18 AGND
19 AOUTB 20 AGND


CN7(バグファインダ)
BFSIO
CLK
+5V
GND


CN8(電源)
+5V
GND



【付録】

ADC・DAC・RTCのサンプルプログラムを用意しています。参考にしてください。




本基板は出荷時十分なエージングとテストをしておりますが、万一異常があればお知らせください。ただし改造やIC等を交換された場合は責任を負いかねます。なお本仕様は、改良のため予告なく変更する場合がありますのでご了承ください。
また、CPU及びその他ICの動作や内部レジスタの詳細については、それぞれのマニュアルを参照してください。





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