HISTORY OF GOTHIC ARCHITECTURE

ゴシック建築


時代:12c後半頃-15c末頃
場所:北フランスで始まり、イギリス、ドイツでさらに発展。本質的に北欧のもの。
特徴:中世において建築は芸術の殿堂であり、キリスト教会は文化の中心であった。
造形:構造が持つ造形性とアクロバット的表現。象徴性、光、神。ステンドグラス。
一言:精神と構造が結びつき、神と光の希求が劇的な空間を生む。

  • 京都にあるゴシック建築

     純然たるゴシック建築ではありませんが、京都に現存するゴシック建築の特色が見れる建築を挙げておきます。同志社チャペルの尖塔アーチや壁を支える控え壁(バットレスと言います)がゴシックスタイルの特色です。


  • ゴシック建築の代表作品

    サン・ドニ:Basilique, Saint-Denis; France, Saint-Denis; 1136頃-44(内陣)

  • 修道院付属教会堂。最初のゴシック建築とされる。修道院長シュジェールが構想したこの教会堂の中にキリスト教世界と建築空間が劇的に結びついた世界の始まりがありました。

    パリ大聖堂 : Cathedral Paris; France, Paris; 1163-1250頃

  • ノートルダム大聖堂として知られるフランス初期ゴシックの傑作。水平線の抑制が効いて女性的な感じがします。
    建築家丹下健三氏による東京都庁庁舎ビルはこのノートルダム大聖堂からの強いの影響を指摘されたことは記憶に新しいところです。同じくパリにあるポンピドゥー・センターは、その構造や設備配管等をそのまま見せることによって新しい表現を獲得したことはゴシック様式になぞらえて評判になりました。

    ラン大聖堂 : Cathedrale Notre-Dame de Laon; France, Laon; about 1160-1235

  • パリ郊外北東約130kmのランにあるノートルダム教会堂でパリ大聖堂と並ぶ初期ゴシックの双壁。
    立体的変化のあるファサードと多塔がかもしだす独特の外観をもっている。


    ブールジュ大聖堂 : Cathedrale Saint-Etienne de Bourges; France, Bourges; about 1195-1255

  • 正確にはブールジュのサン・テチエンヌ大聖堂という。シャルトル大聖堂と並ぶ盛期ゴシックの最初の大聖堂。
    5廊式の特異な外観と内部空間を持っている。

    シャルトル大聖堂 : Cathedral, Chartres; France, Chartres; 1194-1250頃

  • 西正面はロマネスクの面影を残している。ステンドグラスは<シャルトルの青>と言われ、非常に美しい。

    アミアン大聖堂 : Cathedral, Amiens; France, Amiens; 1220-1410頃

  • フランス盛期ゴシックの最大規模の傑作。1849年から、ゴシック・リバイバル時にヴィオレ・ル・デュクにより西正面の改装が行われた。

    ランス大聖堂 : Cathedral, Reims; France, Reims; 1211-13c末

  • まさにゴシックの古典であり、ゴシックの女王と称されるレイヨナン式の傑作である。正面はパリ大聖堂の水平・垂直区分の手法と、初期ゴシック建築の代表作と言われるラン大聖堂の彫塑的な構成を組み合わせた。

    サント・シャペル : Sainte-Chapelle de Paris; France, Paris; 1241/42-48

  • パリの中心、シテ島の王宮に聖ルイIX世によってつくられた付属教会堂で、レイヨナンス式の代表作品。

    ボーヴェのサン・ピエール大聖堂 : Cathedrale Saint-Pierre de Beauvais; France, beauvais; 1247-72

  • パリの北約60km。イル・ド・フランスと呼ばれる地方にある、内陣と袖廊のみしか完成しなかった未完の広大な大聖堂。
    1500-48年に両袖廊が、1558-69年に交差部の大塔が建設されたが、大塔は151mもの高さで、1573年に崩壊、以後再建されることはなかった。

    サンタ・クローチェ聖堂 : Santa Croce, S. Croce, Firenze, Italy; 1294-1442; by Arnolfo di Cambio

  • フィレンツェにあるフランチェスコ派修道会最大のゴシック聖堂。長さ138m、幅39m。
    回廊中庭にフィリッポ・ブルネレスキによるルネッサンス期の名建築の一つ、パッツィ家礼拝堂が隣接して建っている。

    シエナ大聖堂 :duomo di siena; siena, italy; late 12c-1382

  • シエナは中世の自由都市として特殊な絹織物工業の技術をもって栄え、都市の中心部に市庁舎とカンポ広場が三つの自治区の共通の場所として設けられた。
    シエナ大聖堂は典型的なイタリア・ゴシック建築であり、全体は大理石で化粧されている。

    ミラノ大聖堂 : Duomo, Milano; Italy, Milano; 1386-1577, west front 1616-1813

  • イタリアの最大にして最高の後期ゴシック建築。至る所で尖塔状のモチーフが用いられている。


    ・他のサイトにある画像データ:

    1. <http://www.paris.org.:80/Monuments/NDame/>
    2. <gopher://gopher.lib.virginia.edu/I9/dic/images/westfall/six/sixW17.jpg>
      パラッツォ・ドゥカーレ : Palazzo Ducale; Italy, Venezia; 14c-15c(JPEG image 1373x939pixels):  サン・マルコ広場と運河に面する、後期ゴシックからルネッサンスへの過渡的様式(ヴェネチアン・ゴシック)の幻想的な作品です。
    ・参考資料:

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