HISTORY OF GOTHIC ARCHITECTURE
Sainte-Chapelle de Paris No.1

サント・シャペル No.1
: Sainte-Chapelle de Paris; France, Paris; 1241/42-48

- パリの中心、シテ島の王宮に聖ルイIX世によってつくられた付属教会堂で、レイヨナンス式の代表作品。上下2層の礼拝堂からなる。
レイヨナン式とはトレーサリー(窓の上部の装飾)に、円を基本とした放射状の装飾形式が用いられたことから名付けられた。13cフランスゴシックの建築様式。
- 建築家はサン・ドニの外陣を改築し、パリ大聖堂の南正面を完成させたピエール・ド・モントルイ(Pierre de Montreuil, about 1200-67)といわれるが、確証はなく、最近の説では、アミアン大聖堂の2代目建築家、トーマス・ド・コルモンの作であるといわれる。
- 教会堂はルイIX世の私的な礼拝堂としても使われた。下階は側廊が設けられた3廊式で、教区民用として使われ、上階は国王用のもので、側廊がなく単廊式となっている。
- ファサードの双塔は退化し、壁面一杯に多きく薔薇窓がとられている。
屋根の上の尖塔は15cの復元。
正面の突出はポーチで、当初はそのポーチに上がる階段が南側についていた。
- フランスの盛期ゴシック期につくられた宮廷聖堂であり、フランス盛期ゴシックにはシャルトル大聖堂の西正面を覗いた大部分(1260年)、ランス大聖堂(1211-)、アミアン大聖堂(1200-)がある。
- 大きな薔薇窓が、身廊幅一杯に設けられている。
できる限り大きくとられた薔薇窓は、身廊の壁面が腰壁を除いてほとんど全面的にステンドグラスであるのに呼応している。
- 薔薇窓は15世紀にフランボワイヤン式(火焔式;炎のような曲線をモチーフにする様式。)に改築された。

撮影:西垣安比古


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