ユカタン半島の遺跡はリオ・ベック、チェネス、カンペチェ、プウク、ユカタン東部、ユカタン北部の6つの地域に分類され、建築様式としては、プウク様式、チュネス様式、リオ・ベック様式に分類される。
- リオベック・スタイル;チュネス・スタイルの神殿が、階段付きピラミッドの形をした塔の上に乗っている建築様式。
本当の基壇はきわめて低く作られ、本来の基壇の上にのった神殿は、模型化されて塔になってしまうこともある。
- チュネス様式はファサードの全面をぎっしりと装飾で飾り、神殿の入口が牙をむいた奇怪な神の口として表現されたユカタン北部地方特有の建築スタイル。
- プウク様式は上下水平に2分割された壁面の上部だけをモザイク模様で飾る建築様式。
大ピラミッドから北を見る。
- 画像中央は占い師のピラミッド(魔法使い、または魔術師のピラミッドともいう)、その左手前に亀の館、左奥に尼僧院、右側に総督の館が見える。A.D.9c-11c。
- 占い師のピラミッドは左側の西面が正面。
占い師のピラミッド。東面(背面)。
- 占い師のピラミッドは5回に及ぶ建築活動の結果できたもので、地表近くに神殿Iがあり、現在の入口となっている部分がチュネス式の神殿IV、その奥に神殿III、さらに奥に神殿IIがある。
最上段にあるのはプウク様式による神殿V。
- 上部の神殿正面(西面=反対側の面)は雨神の顔になっており、大きく開いた口が入口となっている典型的なチュネス様式。
- 上部の神殿にいたる階段は60度の急傾斜で、1段の高さが異常に高い、非常に形式性の高いものである。
それはピラミッドの拡幅により、階段の起点をそのままに神殿の乗っている面を大きくしたため急峻になった。

撮影:堀田晃一

[No.1]遠景・占い師のピラミッド
: [No.2]遠景・尼僧院

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