HISTORY OF RENAISSANCE ARCHITECTURE
St. MARIA DEL FIORE No.2

サンタ・マリア・デル・フィオーレ No.2
: St. Maria del Fiore, Italy, Firenze; Dome=1418-1436; Dome=Filippo Brunelleschi設計

- 北側アプス側より。
- 八角形平面はビザンチン建築の集中式教会堂の平面(例えば傑作サン・ヴィターレを思い起こさせます。
ブルネレスキ自身も、未完ではありますが、ロトンダ・デッリ・アンジェリにおいて、八角堂の形式を追及しています。
- 内部。
- ブルネレスキ設計のサンタ・マリア・デル・フィオーレのドームについては、その優れた構造的技術や施工上の技術に裏打ちされた表現が特筆されて語られますが、それ以上に重要なのはその内部空間です。
内部空間においては、身廊、翼廊、内陣などの水平方向の空間を、いかにドームの巨大な空間と結びつけるかが課題でした。ブルネレスキは、透視図法的焦点をドームの頂きに持っていくことによって、水平に展開する空間をドームのもとに統一していくことによって解決したのです。
ブルネレスキは、その後同様な考え方を、パースペクティヴや空間の動的展開を中心的な課題として、サン・ロレンツォ聖堂、サント・スピリト聖堂、パッツィ家礼拝堂、ロトンダ・デッリ・アンジェリへと追及していきました。
また、ルネッサンスの末期からマニエリスム、バロックと進展していくヴァチカンのサン・ピエトロ大聖堂を参照して比べてみて下さい。

[No.1]

撮影:平松省二

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