HISTORY OF RENAISSANCE ARCHITECTURE
Palazzo Pitti No.1
パラッツォ・ピティ
: Palazzo Pitti, Italy, Firenze; 1458-1783; by Brunelleschi, Ammannati and others.

- パラッツォ・ピティ大中庭;アンマナティ(Bartolomeo Ammannati)設計。1558-70年。
- パラッツォ・ピティはもとはフィレンツェの大富豪、ピティ(Luca Pitti)のために、フィリッポ・ブルネレスキが設計したが、ブルネレスキの生存中には着工されず、死後10年を経てから正面中央部分を着工し、その後いくたびか増築を繰り返して、正面左右の長さ201.3mにもおよぶ大規模な宮殿となった。増築部分は主に1620-30年に、アンマナティの弟子、アルフォンソ・パリジ(Alfonso Parigi)によってなされた。
- 画像に見られる壁面は、ブルネレスキ設計の中央正面の背後の大中庭にあり、アンマナティ設計で1558-70年に建設された。
3階建てのルスティカ積み(粗々しい表面仕上げの切石積み)の壁面は、各階間に胴蛇腹(コーニス)を入れて水平に分割し、最上部を特に深い軒蛇腹(コーニス)で押えるという、ルネッサンス初期のパラッツォ建築の典型を踏襲している。
- ブルネレスキが設計した当初の正面にくらべ、少々時代が下っているがゆえに端正さは失われ、より技巧的になっている。

撮影:平松省二

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