HISTORY OF ROMAN ARCHITECTURE
TEMPLE OF FORTUNA VIRILIS (TEMPLE OF PORTUMNUS)

フォルトゥーナ・ヴィリリ神殿(ポルトゥナス神殿)
: Fortuna Virilis, Italy, Roma; B.C.1c
フォルトゥーナ・ヴィリリ神殿(ポルトゥナス神殿)
- ローマのテヴェレ河畔にあるヘレニズム(ギリシアを意味する)の色が濃い神殿である。帝政初期はギリシアの影響を強く受け、古典主義的傾向を強く持っていた。
高い基壇の上にトラバーチン製の前面4柱のイオニア式の擬周翼形式をとる優美な形態を持つ。
神室であるケッラを柱が囲み、彫りの深く彫刻的であったギリシア神殿は、周翼形式と呼ばれた。ローマ時代に入ってケッラの壁が柱と一体化し、付け柱のようになったものを擬周翼形式と呼ぶ。こうしてギリシアの彫刻的陰影は、ローマでは絵画的に、形式的になっていった。前面6柱、側面11柱と少し大きい同様のメゾン・カレ神殿はコリント式の柱を持ち、フランスのニームに見られる。
- もともとはテヴェレ河畔に面してあり、港と海の守護神ポルトゥナスを奉る神殿であったが、872年にキリスト教会として使われた。

撮影:平松省二

HISTORY OF ROMAN ARCHITECTUREに戻る
HISTORY OF WESTERN ARCHITECTUREに戻る

増田建築研究所のホームページに戻る