【ホルニッセ発射シークエンス解説】
■■PHASE01■■ | ||
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■ストライガーが降りた状態、いわゆるハンマーレスト状態です。チェンバー内にカートリッジがローディングされておらず、セイフティがトリガーとストライカーの動きをロックしている(赤丸部分)のでいちばん安全な状態です。
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■■PHASE02■■ | ||
■スライドを前方に押して初弾(カートリッジ)をチェンバーに入れます。 ■スライドの動きに連動してリコイルAクランク、リコイルクランクB、リコイルスプリングA、ハンマーアーム、ストライカーが動き、メインスプリングを圧縮、最後にシアーがハンマーアームのツメを噛んで動きを止めます。 ■普通の銃はカートリッジの頭からチェンバー内に押し込むのですが、ホルニッセはお尻から入れます。 先ず、リコイルクランクAの内側にあるツメがカートリッジ後端のリムを引っかけ後方にチェンバーに引き込みます。その後インナーバレルが弾頭を押し込むのですが、弾頭は丸くて上手く押し込めないのでケースとブレットの間の段差をインナーバレルの後端にある3本のツメ(図の赤丸)で引っかけて押し込みます。 ■メイドさんがホルニッセをショルダーホルスターにしまっていた場合は脇を締めながら銃を引き抜くことで片手でコックすることが出来ますので、左手でご主人様の紅茶をトレーに載せて運んでいるときも安心。 |
■■PHASE03■■ | ||
■カートリッジがチェンバーに入り、ストライカー(ハンマー)が起きた状態。この状態でセイフティをかけるといわゆるコックアンドロックになります。 ■ローディングインジケータが飛び出し、チェンバー内にカートリッジがあることを示します。この出っ張りを中指で触って確認できます。 ■コッキングインジケータ(ストライカーの後端)が飛び出し、発射態勢にあることを示します。この出っ張りを親指の腹で触って確認します。 ■デコッキングする場合は、先ず上面のコッキンググリップを親指で手前に引き、それを押さえたままトリガーを引き、コッキンググリップをゆっくり戻します。 ■再びコックする場合はそのままコッキンググリップを手前に引きます。このとき指が滑って暴発する事故を防ぐために、ハンマーアームにハーフコック用のツメが付いています。 |
■■PHASE04■■ | ||
■セイフティを右手人差し指で右側から押し込み解除します。 ■この状態でトリガーを引くとシアーのロックが外れ、メインスプリングの力でストライカーが飛び出しチェンバー内のピンを叩き、ピンがカートリッジ後端のプライマーを叩いて発火します。 |
■■PHASE05■■ | ||
■ケース内の発射薬が燃焼して発生したガスの圧力(ボアプレッシャー)が弾頭を押し出します。 ■ブローバック方式の銃ではボアプレッシャーによりバレルとチェンバーが後方に移動しますが、ホルニッセはチェンバーとメインフレームが固定されているので、逆の動きをします。 弾頭とバレル内の摩擦、及びスライドとカートリッジの間にある空間に流れ込んだガスがインナーバレルの後端を押し上げます。 |
■■PHASE06■■ | ||
■弾頭がバレルから飛び出し、ボアプレッシャーが下がります。インナーバレルの運動エネルギーがリコイルスプリングを圧縮しつつ、スライドを前方に押します。 このインナーバレルとスライドの動きの時間差(ディレー)がバレル内の発射時の圧力を高めて弾頭の初速を速くし、同時に銃身のブレを低減させて命中精度を高めます。 ■燃焼後ガス圧で膨らんだケースはスライドの内側に張り付き、スライドの動きに合わせてチェンバー内から引っ張り出されますが、途中でエキストラクターに引っ掛かって排出されます。 ■PHASE2と同じようにハンマーアームが起こされますが、シアーに引っ掛かって(赤丸)連射を防ぎます。 ■リコイルスプリングによってインナーバレルとスライドが元の位置に戻り次弾が装填され、PHASE03の状態に戻ります。 |
■■PHASE07■■ | ||
■全弾打ち終わるとロックが外れてスライドストップが下がり(赤丸)スライドが前方に移動したところで止まります。 ■カラになったマガジンを斜め前方に抜き取ったあと(マガジンをロックする機構はありません。引っこ抜くだけです)新しいマガジンを装填し、スライドストップを上げると、スライドが戻ると同時に初弾を装填します。 ■PHASE03に戻ってそのまま弾丸を発射できます。 |
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