放射線科
- スタッフ
放射線科医長 森村 達夫
診療放射線技師 6名 - 保有機器と検査
X線撮影装置、骨密度測定装置、X線TV装置、CT装置、
血管造影装置、MRI装置、RI装置
MRI検査
こちらはMRI検査室です。MRIとは、磁気(Magnetic)共鳴(Resonance)画像(Imageing)のアルファベットの頭文字を取ったもので、強力な磁石の中で体の構成物質で最も多い、水素原子に電波を当て信号として取り出し画像化する検査です。
MRI検査室に入ると一見、MRI装置以外なにもないようですが、非常に強い磁力が発生しています。
磁力の強さは、1.5T(テスラ)という非常に
強い磁力です。
T(テスラ)とは、日常ピップエレキバンなどで耳にするG(ガウス)と同様に磁力の強さを表した単位です。1T(テスラ)=10000G(ガウス)です。エレキバンが800G(ガウス)位なのでその数十倍の力を持っています。
- 注意:
- MRI検査は非常に強力な磁力(場)を用いて検査するので、金属類を検査室内に持ち込む事が出来ません。
- MRI検査を受けることが出来ない方
- MRI検査はその強力な磁場の為、以下の方は検査を受けることができません。
ペースメーカー装着者
人工内耳装着者 - 場合によっては、検査を受けられない方(ご相談下さい)
脳動脈瘤クリップ、脳深部刺激装置、圧可変式シャントバルブ、血管内コイル、
血管内ステント、血管内フィルター、埋め込み型薬剤注入ポンプ、
義眼(磁石固定 タイプ)など、体内に金属類が入っている方、
入れ墨をされている方、閉所恐怖症の方
- MRI検査はその強力な磁場の為、以下の方は検査を受けることができません。
- 問診

検査前に、安全確認のために問診票に記入していただきます。問診票で問題がなければ、検査です。検査前に更衣室にて、さらに身に付けている金属類をはずしていただきます。身につけている金属類とは 補聴器、入れ歯、財布、携帯電話、時計、ピップエレキバン等の磁気性貼り薬、カイロ、 置き針、ヘアピン、イヤリング、ピアス、ネックレス、 カラーコンタクトレンズ、アイライン等です。
- 検査の流れ
検査室に入ると、ベットに寝てドーム状の筒の中に入って頂きます、検査の時間は、部位にもよりますが、おおむね20分位です。検査中、工事現場のような大きな音がしますが、ヘッドホーンから流れる音楽により大きな音は軽減されリラックスした状態で検査を受けることが出来ます。検査に伴う痛み等はありません。
- MRIでわかること
MRIの検査は、だいたい3分ぐらいの撮影を繰り返し、信号の出し方を変え同じ部位をいろいろな角度で撮像しています。たとえば、頭では

これらは、すべて同じ断面ですが、表示の仕方が違います。MRIでは、このようにいろいろと信号の出し方を変え組織の成分を画像化しています。複数の画像を撮ることにより、何か病気があれば、それが何か特定しやすくなります。
よく複数の部位がなぜ一度に検査出来ないのか聞かれますが、一つの部位を撮るにも、いろいろな撮像方法で撮るために時間がかかります。またMRI検査は動きに非常に弱いため、複数の部位を一度にとるには、向いていません。
予約が必要な検査です。
検査時間はおおよそ20分ぐらいです。
血管造影検査
こちらは、血管造影検査室です。
血管造影検査とは、手や足の動脈からカテーテルと呼ばれる管を血管内に挿入し、目的の部位に進め、造影剤を注入しながら撮影する検査です。
当院では、主に頭部の血管造影検査を行っています。頭部の検査では、血管の形状を(狭窄、解離、石灰化)を見るだけではなく、急性期脳梗塞時の、血栓線溶療法(血の塊のことを血栓といいますが、血栓が血管をふさぐため、早期の治療として、その血栓を溶かします。)脳動脈瘤の塞栓術(コイルと呼ばれる物を動脈瘤内に挿入し動脈瘤自体を塞いでしまう)などの血管内治療も行っています。
予約が必要な検査です。
検査時間は血管の形状をみるだけであれば1時間位で終わりますが、血管内治療を行う場合は3時間以上かかる場合があります。
CT検査
CT検査(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置)
当院のCTを平成21年8月にシーメンス社製 SOMATOM Emotion 16-Slice configurationのMDCTに入れ替えをしました。
MDCT(Multi Detector-row Computed Tomography)とは、多列検出器CTのことで、 従来の1列しかなかったX線検出器を16列にすることで同時により多い断面像を撮影でき、また体の回りを0.6秒の高速度で1回転するので、短時間で広い範囲を撮影することが可能となりました。(0.6秒の1回転で16枚の断面像が撮影できます。)
CT検査の注意事項
- 検査時間は5分~20分程度です。
- 妊娠中、妊娠の可能性がある方は事前に担当者に申し出てください。 検査部位によっては、主治医と相談をします。
- 造影剤を使用する場合、ヨードアレルギー、ヨード造影剤で副作用のあった方、重篤な甲状腺疾患がある方は造影検査ができません。また、気管支喘息、心障害、肝障害、腎機能低下、急性膵炎、マクログロブリン血症、多発性骨髄腫、テタニー、褐色細胞腫等の疾患がある方は主治医と相談のうえ慎重に検査を行います。また、授乳中の方も検査前に担当者に申し出てください。
ワークステーション
MDCTと同時に、AZE Virtual Place Lexus64を導入しました。 撮影した画像をワークステーションで処理することにより、立体的かつカラー表示ができ 3D画像が作成できます。また心臓CT、仮想内視鏡、体積測定(体脂肪計測)、歯科解析、任意断面像、サブトラクション、フュージョン等の処理、画像作成も可能となりました。
X線撮影検査
レントゲン写真と言われるものがX線撮影です。ここでは、胸部、腹部、骨などを撮影します。放射線科の検査ではもっともなじみのある検査です。熱が続き咳が止まらない、お腹が痛い、転んで手をついてから手首が痛いなどの症状で、まず検査をするのがX線撮影です。
予約の必要がない検査です。
検査時間は、撮影部位や撮影枚数により異なり、数分から数十分かかる場合もあります。
X線透視検査
こちらは、X線透視を用いて検査をする検査室です。当院では、脊髄ミエロ検査、神経根ブロック、BF(気管支鏡検査)、CF(大腸内視鏡検査)、胃ろう造影、嚥下造影検査などを行っています。
- 嚥下造影とは・・・
宇多野病院では、NST(栄養サポートチーム)が摂食・嚥下障害のある方の食べたり、飲んだりしている様子をX線透視で観察をして、検査・治療に役立てています。食べてもらう食材には、X線に写るように造影剤が混ぜられています。
食べる物の状態(とろみを付けたり、小さく刻んだり)や、食べる時の姿勢、食べた後の処置の仕方で、今まで食べにくかったりした物が(味の好き嫌いではありません)安心して食べられるようになったり、誤嚥(間違って食べたものが、気管に入る事)する事を防ぐことができます。
摂食・嚥下障害で、胃ろうを作ったり、絶食している方にも食べる事のできる楽しみを探しだせる有用な検査です。
*NST(栄養サポートチーム)は医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士、管理栄養士、診療放射線技師等の専門的な人が集まったプロ集団です。
骨密度検査
こちらは、骨密度測定室です。骨密度(どのくらい骨がつまっているか?)を検査します。自分の骨密度を知っているという事はとても重要で、それによりライフスタイルも変わってきます。それまで無茶をしていても、骨の密度が少ない(骨粗鬆症)と判れば、転ばないように気をつけて行動するようにもなるでしょうし、それ以上骨粗鬆症が進行しないようにお薬で治療をしたり、食生活にも気をつけるようになり骨折のリスクが減るでしょう。又定期的に検査をすることにより、骨粗鬆症の進行具合を把握することが出来ます。 
- DEXA法による骨密度測定
骨粗鬆症を診断するためには、腰椎などのX線撮影を行い骨の変化を見たり、さらに定量的に診断するために骨塩量(骨密度)を測定します。最も広く用いられている検査として、X線を用いた骨密度測定装置で測定するDEXA法があります。
![]() 検査をします ベッドで寝ているだけ 痛みはありません 検査時間は約5分 X線はごくわずかしか 使いません 自己負担3割で1080円 |
![]() 測定結果をお渡しします ![]() クリックすると拡大表示できます |
![]() 治療をします |
診断がつけばお薬(投薬や注射等)による治療も行っております。また、通常行われている治療のほか、希望される方は治験段階でありますが、現在の治療法よりも進んだ治療を受けていただくこともできます。
日頃からカルシウムをしっかりととり、骨の健康維持に努めましょう。
RI検査
放射性の薬剤を注射することにより、体内から出てくる放射線を外部のカメラで検出し、病変や血流状態等を画像として得るものです。全身の検査がおこなえます
核医学(RI)検査とは
放射性医薬品を使用する検査で、病院によってはラジオアイソトープ検査と呼んだり、その頭文字をとってRI検査と呼ばれています。
微量の放射性同位元素(Radioisotope)で印をつけた放射性医薬品を体内に投与しその分布や反応によって病気の有無を調べる方法です。RIから発する透過性の高い放射線(ガンマ線)をガンマカメラと呼ばれる特殊な装置で検出し、その分布を撮像(画像として取得)します。
クリックすると拡大表示できます
RI検査とX線検査、X線CT、MRI、MRA、超音波検査との違いは?
これらの検査の原理はそれぞれ異なります。
- RI検査:放射性同位元素(Radioisotope)で印をつけた放射性医薬品を体内に投与し、体外からRIの分布を測定します。
- X線検査:X線が体内を透過するときの骨や臓器のX線吸収率の違いで画像を構成します。
- X線CT検査:検出感度の優れた検出器で測定し、コンピューターで人体を画像化します。
- MRI検査:電波と強力な磁石を使ってコンピューター処理により体の内部の状態を検査する方法です。
- MRA検査:MRIと同じですが、血管だけを映し出すことができます。
- 超音波検査:圧電効果により、超音波を発生させ、エコーとして帰ってきたものを受信し画像化します。
RI検査の紹介
当院でよく行われているRI検査「脳の検査」 「心臓の検査」 「骨の検査」 「腫瘍・炎症の検査」 「腎臓の検査」 「甲状腺の検査」 「肺の検査」について画像表示法をまじえて紹介させていただきます。
- 脳血流の検査
脳の核医学画像は分解能ではCTやMRIに比べて劣っています。
しかし、形態画像だけでは捉えきれない組織的な変化を、血流の変化を観察し、画像化することによって捉えることが出来ます。 - 心臓の検査
心臓核医学は心筋の血流、代謝、交感神経機能、炎症など多くの機能情報を画像化し検出できます。 - 骨の検査
骨の炎症や骨折、X線撮影で困難な疲労骨折や骨粗しょう症に伴う骨折、がんの骨への転移の有無等の診断ができます。 - 腫瘍・炎症の検査
リンパ腫というリンパ節が腫れる病気の診断に多く使われますが、悪性腫瘍が疑われた時や、高熱が長く続いて炎症の部位がどこかわからない時に行われます。 - 腎臓の検査
腎の血流循環、尿の生成及び排泄などの機能を把握する時に行われます。 - 甲状腺の検査
- 肺の検査
肺の毛細血管に血液を送る血管に血栓が詰まると息苦しくなったり、胸が痛くなったりします。これが肺塞栓症という病気です。血栓が肺のどのへんにあり、どういう治療をしたらよいかを知る為にこの検査を行います。また、どれぐらい治療の効果が出ているのかも見ます。
RI検査は予約制になっています
- これは検査に用いる放射性医薬品の有効期限が非常に短く、保管ができない為です。
- このため検査にあわせてメーカーに放射性医薬品を注文します。しかも高価なものです。
- したがって、検査直前のキャンセルや延期は、高価な放射性医薬品を使用せず廃棄しなければならないことにもなりかねません。
- 検査の変更が生じたときには早めに連絡されるようお願いします。
宇多野病院 TEL:075-461-5121
核医学(RI)検査室 内線 7108




