子供のハミガキはどうすれば良いかなあ?

 子供は、機嫌の悪いときにはハミガキをとても嫌がります。ですからお父さん、お母さんは大変ですよね。みなさん、お困りだと思います。

 一番良い方法は、お父さん、お母さん、お 兄ちゃん、お姉ちゃん、みんなが一緒になって、毎食後ハミガキタイムをつくって、みんなで楽しくハミガキすることです。親が楽しそうに歯を磨いていれば、子供も楽しくなります。親が歯を磨かずに、子供だけに磨けと言っても、これは全く効果がありませんね。お風呂に入ったら当然体を洗うように、ものを食べたら必ず歯を磨くという習慣を、親が実践して見せることが大切でしょう。
 子供に思春期がきて嫌がるようになるまでは、必ず親が仕上げ磨きをしてあげてください。たとえば、お風呂につかっているときにもう一度磨いてあげるなどして下さい。大人でも、一人で上手に歯を磨くのはとっても難しいことですので。

 

 小さな子供がハミガキをどうしても嫌がるときには、次の様な方法で子供を抑えてハミガキをします。抑えますので残酷に見えるかもしれませんが、全く痛くなく安全に磨ける方法です。子供の機嫌が悪くて歯を磨かせてくれない時には、磨かずに放置するのではなく(育児放棄)、次の方法で必ず磨いてあげてくださいね。

1 子供を仰向けに寝かせ、子供の頭側に腰をおろし、自分の両ももで子供の両肩を押さえつけて、上半身を動けないように固定します。子供が足をばたつかせる場合には、ふくらはぎ部分で子供の足を抑えます。
2 両方の手のひらのつけねあたりで子供の頬骨を押さえて頭を固定します。
3 左側の歯を磨くときには、両手で頬骨を押さえたままで、左手の指先で子供の口を開け、右手の指先で歯ブラシを動かします。
4 右側の歯を磨くときには、両手で頬骨を押さえたままで、右手の指先で子供の口を開け、左手の指先で歯ブラシを動かします。
5 この時に注意すべきことは、頭の固定に力をいれても、歯ブラシを持つ指先には力をいれないことです。強い力で歯を磨かれると、ハグキが痛くてたまったものではありません。また、毛先の開いた古い歯ブラシで磨かれるのもハグキが痛いです。


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