ごった日記2000 11月11日〜20日


【11月11日(土)】
●今日は京都SFフェスティバルがあるのだが、何とそのゲストが今年はロバート・ソウヤー。合宿に先立って昼食会に呼ばれたので喜び勇んで行く。場所は二十年近く前に一度行った記憶がある四条大橋たもとの中華料理の老舗。
 遅刻しそうだったので急いだら、結構早く着いてしまったので近くのレコード屋でゆずやエレカシ、キリンジなどを買う。そこで大森夫妻に発見され、中華料理屋に向かうと外に立ち尽くす冬樹蛉氏。
「中にいないんですか?」と大森さんが訊ねると「いや、知りません」
 中へ入ってみるととうにソウヤー夫妻、喜多哲士氏などは到着していたのだった。
 紹介されたので、自分が解説を書いたということを言おうと思って『フレームシフト』を見せながら「あ、I wrote it……」「Oh,you wrote it?
 恥ずかしー!
 道々、解説はなんて言うんだろうと思いながら来たものの、結局分からなかったのでこのようなことになってしまったのであった。
 しかし大森さんに言われていた通りソウヤーの英語は非常にきれいで分かりやすく、しかも聞いているうちに耳が慣れてくるような感じはあった。こちらの発音もおおむね通じたようだ。
●合宿では「ソウヤーの部屋」で「ソウヤーのミステリ的側面について質問してくれ」とのことだったのだが、趣旨とは外れどんどん話してくれるので楽しく拝聴する。

】 【11月12日(日)】
●深夜、綾辻氏が現われたので大森さん、T間書店のO野さんと半荘一回。トップは大森さんで一回にしてはでかいガバスを獲得。さわやではいつものことだが、長方形のテーブルで麻雀というのは問題である。
●大阪で森奈津子講演を聞いていたはずのマンガトリオ(田中哲弥氏を除く三人)がいつの間にか広間でだべっていたので合流してうだうだ。時々一人ずつ話の輪から外れてはうたたねをするという状態で朝を迎える。
●からふね屋で朝飯を食った後、本会はパスして帰宅。

【11月16日(木)】
古処誠二『少年たちの密室』(講談社ノベルス)。
 評判がいいので読み始めたが、何ともスキのない佳品。大ネタがどうとかいうものではないのだが、ミスディレクションも構成も、キャラもいいし、すべてに好感が持てる。
 話のほとんどが閉ざされた暗闇で展開するというのに、よくこれだけの長さを飽きさせずに読ませるものだ。一作目も読まねば。

【11月18日(土)】
●起きると何だか喉の調子が悪く、微熱もあるようなので用心して薬を飲む。

【11月19日(日)】
●田中、牧野両氏の講演会が立命であるのだが、のど風邪が治らず、断念。上京予定があるためここで無理はできないのであった。薬を飲んで寝る。


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