ごった日記2000 11月21日〜30日


【11月21日(火)】
●今日は免許の更新のための講習日なのだが、時間の書いてある紙がどうしても発見できず、朝九時に起きて警察署に電話して時間を聞いたら「十時からです」とのこと。危機一髪。講習を受け、これでようやく更新ができた。やれやれ。
●毎日薬を飲んでいたらようやく風邪も治まる。

【11月22日(水)】
●東京で推協の理事会のため、SMAPのコンサートへ行く相方と一緒に新幹線。二人一緒は珍しい。
 理事会の後、何だか分からないままサントリーのビルに連れていかれ、立食パーティに参加。何でもサントリー山崎蒸留所でトークをした大沢さん達が、ウイスキーをブレンドして樽詰めしたものが、「謎」という名前で(非売品ではあるが)ビン詰めされたのでそれを祝う(?)会があるのだそうだ。ただ飯ただ酒を飲んでホテルへ。

【11月23日(木)】
●二人で山の上に泊まるのは初めてなので、うまい天丼を食べて別れ、一人で新幹線に乗る。
●駅前に停めた車に乗って京大に。今日から学園祭なのである。四時頃にはたどり着くつもりが結局学校についたのは五時過ぎ。それからみんなでぞろぞろと居酒屋に行って酒を飲む(のを横目で見ながらウーロン茶)。後輩(といってももう三十か)Sを連れて帰宅。

【11月24日(金)】
●Sを送ってJRまで行き、猫砂など買って帰る。
●東京へ行く前からやっていた「最果てへの道」を続ける。あるテクニックを覚えたおかげで格段に楽になり、油断しなければクリアできる勢いだったのだが……油断した。七十三階であまりにも情けない死を迎える。

【11月25日(土)】
●WOWOWがなぜか無料なので「レナードの朝」というのを観る。新聞によるとその前のプログラムは「アルジャーノン」だったのだが、意図的に続けてやったのだろうか? ある意味似たところのある話であった。

【11月26日(日)】
●突然、テレビが映らなくなってしまい慌てる。以前にも一度画面が消えたことがあり、その後色がおかしいなあとは思っていたのだが、もう寿命らしい。
 チャンネルを変えたりしているとそのうち映るのだが、白黒。白黒でも映れば何とかなるんじゃないかと思ったが、映画やゲームは、何が映っているのかも分からないことが多くどうしようもない。二階からテレビデオを持ってきて苦労して繋いでみるが、余りにも小さい。BSデジタルが普及してチューナーなどが安くなったら買い替えようと思っていたのに……。

【11月27日(月)】
北川歩実『嗅覚異常』(祥伝社400円文庫)。
 相変わらず魅力的な題材を、お馴染みの手つきで描いてみせる。長編だと複雑になり過ぎるところが、中編という長さなのでちょうどよい感じ。普通の人はこのプロットで長編にするのではないか(ウサギ殺しでは弱いけれど)。
古泉迦十『火蛾』(講談社ノベルス)。
 面白い。面白いが、ミステリとしてどうこうというより、うまく書けている禅問答が面白いのであった。禅問答ってサスペンスフルだよね。
恩田陸『puzzle』(祥伝社400円文庫)。
 何と魅力的な出だしだろう。これだけで参った。元号スクープとお菓子のレシピと地形図の作成方法を並べてみせるそのセンス。どうやって結びつけるか、というあたりと事件の真相は相当無茶で面白いとも思わないのだが、冒頭と途中のロジックの面白さでもう十分という感じ。
●中編はいいなあと改めて思う。短編では物足りないし、長編では一気に読めない。根性がなくなってきているのかもしれないが、こんなところに目をつけた祥伝社文庫編集部はやっぱりえらいかも。

【11月28日(火)】
●相方、ようやく戻る。駅まで迎えに行ってロイホで飯を食って帰る。


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