ごった日記2001 6月1日〜20日


【6月5日(火)】
朝松健『完本・黒衣伝説』(早川書房)。
 前から「忌まわしい」という噂のみ聞いていた本。
 ……ぴんと来ない。
 どんな意味でもトンデモ本に興味のないぼくのような人間には、向いてないのかもしれない。

【6月7日(木)】
●ずーっとひっかかっていた仕事がようやく一段落したので、通販で買ったままセッティングもしていなかった5.1chシステムをセット、これまただいぶ前に買ってあったDVD「U−571」を試しにと鑑賞。
 ……いや、すごい。たかだか3万ちょっとのシステムなので、「それなり」かと思っていたのだが、音響の大切さを再認識。映画は「まあまあ」というレベルだったのではないかと思うのだが、とにかくその迫力と臨場感を堪能。
 ちなみに、あれこれ検討して購入したシステムはONKYOのGXW−5.1というもの。dtsとドルビープロロジック2に対応してるのとデジタル×2+アナログという入力端子の多さで決定。
 こうなるとやはりプラズマも欲しい……。
●「ときめきメモリアル」の映画をCSでやっていたので、何となく見ていたところ、これが意外とちゃんとした映画。傑作、とは言わないがとにかくちゃんとしている。全然「ときメモ」にはなっていないし、吹石一恵が全然ヒロインじゃないのも驚き(特別出演、という感じ)。
 ちゃんとしてるなあ、と思ってスタッフロールを見ていたら脚本は岡田惠和(こんな字か?)。初めてこの名前を認識したのは「彼女たちの時代」で、最近毎日見ている朝ドラ「ちゅらさん」の人でもある。
 脚本もちゃんとしてたが、フジテレビ作品の割に画面もちゃんと映画。映像もなかなかきれいだった。
 繰り返すが、傑作とは思わない。でもちゃんとしてるんだって、ほんと。

【6月9日(土)】
セシル・アダムズ『こんなこと誰に聞いたらいいの?』(早川NF文庫)
 以前、『つかぬことをおたずねしますが……』のことをここで書いたせいか、送っていただいたので、すぐ読んでしまった。読む端から抜け落ちていくのだが、読んでいる間は「へー」とか「ほー」とか感心することが多い。
 著者は匿名のコラムニスト、ということなのだが、ブレーンがいてまとめる人がいる、ということではなかろうか。

【6月10日(日)】
ローレンス・ブロック『泥棒は図書室で推理する』(ポケミス)。
 元々このシリーズは結構本格のプロットを備えていたわけだが、今回は完全にパロディ風。金田一少年の一エピソードを読んでいるような感覚。

【6月14日(木)】
●「ラストサマー2」。
 前作はそれなりに好きだったのだが、何じゃこりゃという感じ。
●「プライベート・ライアン」。
 5.1chの味を知ると音の凄そうなものが見たくなるもので、映画としてはそんなに好きじゃないんだけどDVDを購入。でもやっぱいいのは冒頭だけでした。


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