ごった日記2001 10月11日〜20日


【10月12日(金)】
●CSで「大怪獣東京に現る」。
 期待通り笑えた。平成ガメラのできがよかったからこそ生まれた映画だろうなあ。

【10月13日(土)】
●毎日放送の友人から「マサイの戦士」CM三本が入ったビデオを送ってもらう。「父子編」はちょっとインパクト弱し。やはり夫婦編とサラリーマン編が素晴らしい。日記に書いたところ以外にも笑いどころ多し。

【10月14日(日)】
●CSで「スリー・キングス」。
 能天気な痛快アクションかと思ったら、イラクの一般市民がアメリカをどう思っているかとか(実態を現しているのかどうかは分からないが)、イラク兵に捕まったアメリカ兵がアメリカの罪について問われるところとか、結構シビアな部分もあったりする。
 アクション的にはたいしたことなくて、主人公達のとぼけたキャラクターと、ちょっと変わったカメラがみもの。あの体内の映像はギャグ?

【10月15日(月)】
●GBA「逆転裁判」(カプコン)。
 ミステリっぽいアドベンチャーは数あれど、裁判をゲームにしたのは初めてではなかろうか。とにかくその発想と、ストーリーはなかなか面白い。
 おしむらくは、裁判制度をあまりにも無視しているところ。多少の逸脱は許されると思うが、依頼人を無罪にするためには「犯人でないことを証明」(基本的にそれは別の人間が犯人であることを証明することである)しなきゃいかんというのはやっぱり大原則としておかしい。証明義務があるのは検察側でしょう。
 上記の点と、「ゆさぶり」の回数が無制限なのだけが残念。
 全体的には非常によくできたゲームではなかろうか。

【10月16日(火)】
●短編を書いた「小説すばる」が届いたのだが、「大人の恋愛小説特集」の中に入ってて冷や汗。「官能小説」の中でならまあ許される(許されないかもしれない)としても、「大人の恋愛小説」でないことだけは確かだからだ。何だかいつもより名前の扱いも大きくて穴があったら入りたい気分。読者はともかく、一緒に載った作家の方々が怒らないことを祈る。

【10月18日(木)】
●市内でK社の編集と夕食。その後迎えに来てもらった相方と「エイリアンズ」も入ったことだしとハイパージョイに。「追加曲」の中にSHUUBIが二曲もあってラッキー、と入れようとしたら、「曲がありません」。どうやら今月末までに入る、ということらしい。タイミングが悪い。

【10月19日(金)】
●ケニアだかナイロビだかのアメリカ大使館爆弾テロ事件で裁判にかけられていたアルカイダのメンバー達が終身刑を食らったらしい。
 200人も殺して終身刑? ニューヨーク州って死刑なくなったんだっけ?
 ブッシュはビン・ラディン達を「捕まえる」と言ってるが、捕まえても終身刑にしかできないってこと? それとも彼らは主犯じゃなくて罪はそれほど重くないってことだろうか?
 標的であるテロリスト達は殺せないのに、無辜の市民は殺しても構わないのか……。
 まったく笑わしてくれる。
青井夏海『赤ちゃんを探せ』(東京創元社)。
 文章やキャラクターが肌に合い、つるつると読んでしまった。一話目は面白かったのだが、二話目三話目と読むと、最近の「日常の謎」系の例に漏れず、伏線はあっても手がかりのない話ばかりでミステリ的には不満が残る。

【10月20日(土)】
●CSで遅まきながら「スクリーム3」。
 「スクリーム」らしさが少ないなと思ったら脚本はケビン・ウィリアムソンではないらしい。「三部作の完結編」を名乗るからにはもうちょっと大きい仕掛けが欲しかった。


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