ごった日記2001 12月1日〜?日


【12月1日(土)】
●WOWOWが無料で「五条霊戦記」を見ることができた。「5.1ch」と表示されたけどチューナーが対応してなきゃ意味ないわな、と思いつつスピーカーシステムをつけると、結構なサラウンド感があってびっくり。
 てっきり義経と弁慶が組んで、悪霊だか鬼だかとオカルト戦をする話かと思ったら全然違った。 なかなかの佳作。

【12月2日(日)】
●DVDで「I.K.U.」。しょうもないという評判を聞きつつも、オレが見ないで誰が見る?というサイバーポルノ。つまんないB級SFか特撮の入ったAVかどっちかだろうと思ったらどっちでもなくってサイバーアート&アングラカルチャー映画。出てくる人はAV女優に性転換者にドラァグクイーン(キング)で音楽はテクノ。こういうのが楽しい人もいるのかもしれないがわたしはパス。マルチエンディングになってて、5つあるエンディングのうち選べるのは二つだけ。どういうこっちゃ?
柴田よしき『Vヴィレッジの殺人』(祥伝社400円文庫)。
 魅力的な設定なのに、不可能トリックは誰でも最初に思いつくものでがっくし。もったいない。
菅浩江『アイ アム I am』(祥伝社400円文庫)。
 短いながらも深いテーマ性とディテイルの細かさに感心。いい話。
97年の10月上旬の日記に書いた「霧の中の殺人鬼」という映画を20年ぶりくらいで見ることができた。録画していたこの映画を見直してて気になった方が検索をかけたところうちの日記がヒットし、「まだ見たいですか?」とメールをくれ、わざわざダビングをして送ってくださったというわけ。ぼくもgoogleで検索してみたが、うちの日記とあと一個しか引っかからず、そちらは映画とは何の関係もないページだった。
 映画は人に話したりしてたせいもあって大体記憶と合致。「ネグリジェを着た牛」というのは間違いで「パジャマを着た羊」だったとか、道を挟んでるのは探偵事務所と養鶏場ではなく、住居にしているトレーラーハウスと養鶏場(事務所は養鶏場の中にあるみたい)だったとか。
 今見直しても怪作としか言いようがなく、いわゆる「バカ映画」という形容も当てはまらない。
 夢はいつかかなう。(違うか)

【12月3日(月)】
●DVDで「ショコラ」。「料理人」みたいな話かと思ったら、ほとんどファンタジー色はなかった。でも予想通りいい話。dts対応だけどさほど関係ないかと思ったら音楽が非常によかったのでこれも拾いものな感じ。

【12月4日(火)】
●前から気になっていた近場の温泉へ。ダムの近くにどえらいきれいな施設があり、きっとダム建設に絡んで何かからくりがあるのだろうと推察する。
 付属のレストランはいまいちだが、土産物屋が充実していて色々買い込んでしまう。

【12月5日(水)】
●CSで録画してあった牧野氏大絶賛の「発狂する唇」。
 ……こ、これは……!
 内容紹介にも「首を切り取られて殺された少女の首なし死体が首を求めてさまよう」みたいなことが書いてあったので、きっと鬼畜なホラーだろうと思っていたら、全然思ったような映画ではなかった。エログロバカホラーとでもいうか。とにかく滅茶苦茶な話。
「『発狂する唇』が大好きなんです」という牧野氏に対し、「それじゃあ売れませんよ」と言った綾辻氏の言葉が今になってよく分かる。
 ……あれじゃあ売れんわ……。

【12月6日(木)】
●DVDで「スター・ウォーズ エピソードI」。
 きっと話はしょうもないだろうと覚悟していたのだが……。
 たいていの映画は5.1chで見るとまあまあ満足できるのだが、この映画ばっかりは劇場の大画面が必要と痛感。まあ、大画面で見たとしてもやっぱり退屈はしただろうけど。でも映像はね。
 これだけ迫力ある、お金のかかった映像のつるべうちをしてなおこれだけつまらないというのは一体どういうことなのかと考えてみたが、やはりキャラのつまらなさと、「何も新しいものがない」ことだろう。ライトセーバーでチャンバラしてみせても、もはやそれだけじゃね。レースだってもうちょっと敵キャラを書き込めば盛り上がったろうに。

【12月8日(土)】
●お店ではどこでも品切れのデジQをネットショップで発見したものでつい注文してしまっていたのが、今日届いた。ちょこちょこっと操縦してみたが、なかなか微妙な操作は難しい。前にはまっすぐ走るのだが、バックだとすぐスピンするのはなぜ? カーブもすぐ切れ込んでしまう感じ。Easyでこれなので、Normalなど遠い夢か。

【1月2日(水)】
●CSで「生きていた男」。
 もしかしてこのパターンの元祖なのだろうか? 「罠」というフランスの芝居があるらしいのだが、どちらが古いのか分からず。今騙される人はいないとしても、やはりよくできている。

【1月5日(土)】
瀬名秀明『虹の天象儀』(祥伝社400円文庫)。
 プラネタリウムという機械への着眼が素晴らしい。大阪人でもない瀬名さんが織田作というのもなかなか意外。いい話、を書こうとしたのだと思うが、短さのせいかぴんと来ないのは残念。

【1月6日(日)】
●CSで「ホワイトアウト」。
 脚本に真保さんが参加しているだけあって、さすがに原作通り。評判通りよくできている。吹雪がCGだとすると、意外と金をかけずにできたのかも、という気もする。ダムが壊れるわけじゃないし。


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