ジャンル

超らく

山行報告    西山ハイキングクラブ

行き先

乙訓散策㊲ 向日市の古墳と桜の園を歩く(その2)

日時

2021年4月2日(金)

天気

晴れ

<参加者>       女性4名 男性4名 計8名

<コースタイム>

阪急東向日西改札口付近(9:00集合、コース説明、9:10出発)〜物集女車塚古墳(9:25)〜淳和天皇火葬塚(9:40)〜竹林公園(10:15)〜寺戸大塚古墳(10:45)〜妙見山古墳〜桓武天皇皇后陵(伝高畑陵古墳)〜桜の園〜向日神社(11:50、解散)

<リーダー報告>

1 春の日差しを浴び、坂道を登ると少し汗ばむほどでした。

2 今回のコース設定は、桜が見頃になるだろうと先月利用した「桜の園」を入れることにしました。予想通り「桜の園」は多くの種類の桜が満開でした。シダレザクラ、フゲンゾウザクラ、ヤマザクラ、おなじみのソメイヨシノなどに交じって、ギョイコウザクラ(御衣黄桜)もありました。ギョイコウザクラは江戸時代に仁和寺で栽培されたのが始まりで、八重咲、花の色が貴族の衣、萌黄色に近いです。中央に紅色の条線があり、散る頃赤みが増します。長岡天満宮の東堤にありましたが枯れてしまい、現在は八条ヶ池の中堤にあります。この花を見に遠くからも見物客が訪れています。この桜は見る価値があるでしょう。「桜の園」は、名神高速道路の盛土のため壊されましたが、その後多くのみなさんの努力により復活しつつあります。解説板も多く、桜を知るには絶好のエリアです。

3 物集女車塚古墳は、向日丘陵から下る尾根を利用して築かれています。古墳時代の乙訓地域では勢力を持っていた、首長の墓のようです。

4 淳和天皇火葬塚(丸塚山古墳)は、桓武天皇の第3皇子で、遺言によって物集女で火葬され、小塩山の山頂で散骨されました。その灰が降ったところが、出灰、灰方などの地名になったといわれています。

5 寺戸大塚古墳からは、三角縁神獣鏡、勾玉、刀剣などが出てきています。前方部は竹林となり削られてしまっています。妙見山古墳など筍畑にある古墳の多くは、削られ面影が無くなっているのは残念です。

6 竹林公園では、ほっこりと休憩しました。

7 向日神社も桜が満開でした。

8 ヒヤリハットなし。

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