さてさて、くぼのさんから今回の「関西人の襲撃セッション」についてのレポート作成をお願いされちゃったので、書いてみることにしました。じゃ、いってみよー。
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ここは京都、八坂神社。午前４時はもちろんまだ暗い。
しかし祇園のそばとあって一種独特のカップルが何組も歩いている。
また、飲み会帰りの人達をあてこんだたくさんのタクシーがひしめき合っている。
集合時間が過ぎても私以外の人間が姿を見せない。仕方がないのでポールのMcCartneyをCDウォークマンで聴き始める。ジャンクを聴いていると、なんだかよけいに寂しくなってきたりなんかする。
しかし１０分遅れぐらいでまみ嬢と綾乃嬢が徒歩で現れ、すぐさま白いＢＭＷに乗った田島氏と佐々木嬢も現れた。みんなそれぞれ１〜３時間ぐらいしか寝ていないのだが、クルマに全員が乗り込んだとたんに、そんなこと信じられないぐらいのテンションで盛り上がり始める。機関銃のように繰り出される会話のシャワーの中で、睡眠をとることなど不可能である。うかつに眠ると起こされるし、それでも寝ていると他の４人にネタにされて何を言われるか分からない。
しかし、白いＢＭＷは強力だ。前に走っているクルマがすべてよけていってくれる。元自動車部の私の血が騒ぎ、５人乗っているにもかかわらず、ガンガン加速する。しかも渋滞知らずなので、富士山が前に見えたと思ったら、すぐに後ろに消えていってしまった。
ここで私はＢＭＷの購入を決意する。途中、うなぎパイインターでうさぎと戯れたりしながら予想よりもずーっと早く１０時ごろにスタジオに到着。
昼食はまつぐま氏と食べる約束をしていたので、スタジオ近くのモスバで待ち合わせすることにする。しかし現れたのはまつぐま氏の弟であった。まつぐま氏の弟のクルマでびっくりドンキーに移動する。まつぐま氏の弟のクルマはアメ車でハンドルにマッハGoGoばりのスイッチがたくさんついている。しかも広い。ここで私はこのクルマの購入を決意する。「さて、このクルマ、ハウマッチ？」などと言いながらびっくりドンキーに到着。
まみ嬢と綾乃嬢は元気だが、その他の３人は既にねむい状態。しかし、が、しかーし。セッションがスタートすると同時に眠気など吹っ飛んでしまった！定番の曲からスタートし、ホーンが加わるころにまずは１回目のクライマックス。私はロケストラのテーマでキーボードの前に立ち、最後には鍵盤にひじ打ちまで食らわせてしまってほとんどエマー○ン状態。
ひと段落して C'mon People や Beautiful Nights など渋い曲に突入し、歌詞カードをすべて持ってきている、という特権を駆使して歌いまくっている私を後目に、関西の４人組はアコースティック部屋に移動。ほとんどキャンプファイアーの雰囲気でアビーロード・メドレーなどを演奏、歌っていた。
セッションの後に関西組はまずホテルにチェックインし、電車で西荻窪まで再び戻り宴会に参加する。２階に上がるとビートルズ・ナンバーの合唱が聴こえてくる。とても大規模な宴会に驚くとともに、くぼのさんの口にコップを挿入するワザに関心しながら、次はカラオケに突入。しかし、ここで田島氏と佐々木氏は昏睡状態に。しかし、まみ嬢と綾乃嬢は元気だ。私も眠けざましに日本語版「Get Back」を歌ったりする。
爆眠タクシーを降りて、ホテルにたどり着くやいなや、シャランＱならぬバタンＱ状態で部屋の明かりも消さずに眠りに落ちていったのでありました。さてさて、次の朝は１０時過ぎまで眠り込み、１１時にチェックアウトした。ブランチを新宿高層ビルの焼き肉屋「大同門」で取りながら、炎のドラマーみつい氏を電話でたたき起こし、約束のチーズケーキに連れて行け、と迫る○○嬢。まつぐま氏の弟にも連絡を取ろうとするが、つながらなかった。
新宿でフリーマーケットをぶらついてから、二子玉のガストで待ち合わせをするが、みつい氏が川の向こうで渋滞に巻き込まれ川を渡れない状態に。（前日に川を渡りすぎたからか？）なんとか合流し、喜び勇んでチーズケーキ屋に向かうが、店の前に着いて呆然！なんと、店が閉まっていたのだ。しかたがないので前日のまつぐま氏の弟の助言に従って横浜ランドマークタワーに向かう。
アンナミラーズという関西には存在しないが関東では有名らしい店でお茶することにする。店のウェイトレスの制服に関するＭ講師の説明や関西ご当地ＣＭの話題で盛り上がりながらケーキに舌鼓を打つ６人。店内ですえわか嬢に電話し、ソロ回しならぬ電話まわしをしてさんざんしゃべりまくる。そのあいだにもみんなは人のケーキを味見したりしている。誰や俺のケーキを自力で立てないようにしたのは！ケーキと紅茶の値段の高さに驚いていると、「そりゃ関西人の典型的なリアクションですよ。」と田島氏につっこみを入れられ、トーンダウンする私。
その後、ランドマークタワーの展望台に上って景色に見とれる。なぜか七夕のたんざくが飾ってあったのでみんなひとりづつ願い事を書く。「世界征服できますように」「太りすぎてひざが痛い」「ドリフターズの志村けんと出会えますように」などという既に飾ってある他人の願い事を読んで笑いころげる６人。
さてさて、次はお土産やに行くが、ここでみつい氏が女性陣のみにプレゼントを。「けっ、そんなくだらねーもん、いらねーやー」と毒づきながら自分もなんか欲しい私。次はラーメンだ、ってことでみついさんお奨めの六角の九州ラーメンに行く。あっさり目で美味しい。食後は店の前で記念撮影。さあ、もう帰ろうということで最後にまつぐま氏の弟に電話してみる。ここで初めて「まつぐま氏」と「まつぐま氏の弟」が同一人物であったことが発覚。
みつい氏に別れを告げ、「帰りは暗いし疲れているからゆっくり安全運転で行こうね」という舌の根も乾かぬ内にどんどん加速する私。クルマがいいので運転していていも疲れが少ない。５人は疲れのため、ぼけとつっこみに鋭さが無くなってくるが、その分マジな話題も。綾乃嬢が寝ぼけている内に夜中２時前に京都に到着。
なにより無事故でよかったよかった。と思いながらクルマを降りた私でした。
みなさん、御苦労様。関東のみなさん、本当にありがとう。
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ふー、疲れたよ。くぼのさん。なんかちょーだい。
Copyright 1997 Haruhito "Passy" MATSUNAMI