トマス=アクィナス年表

 以前作って、そのまま放ってあったものを眠らせておくのはもったいないので、ここで再利用させてもらいます。ただし、表現などいくつか改訂しているところもあります。間違い等ありましたら、教えていただけると幸いです。

 このようなページを作ってみて改めて思うことは、このようにトマスを、特に初学者向けに紹介するようなホームページというのは、欧米には珍しくないのですが、日本には全くと言っていいほどありません。これは、研究者の怠慢である、というのは言い過ぎでしょうか?


1224/5年:南イタリアのアクィノという町のそばのロッカセッサで生まれる。

1230年:モンテ=カッシーノ修道院に送られる(5歳)
       (初等教育を受ける)

1239年:ナポリ大学人文学部に入学(14歳)
       (アリストテレスの哲学に接触、ドミニコ会士たちと出会う)

1244年:ドミニコ会の托鉢修道会に入会

1245年:パリ大学へ
       (この時期よりアルベルトゥス=マグヌスの指導を受ける)

1248年:師アルベルトゥスに随伴し、ケルンへ赴く。

1252年:パリに戻る。神学士として聖書を、Petrus Lombardusの「命題集」を講じる。

1256年:パリ大学神学部教授に就任

1259年:パリ大学を辞職し、イタリアへ戻る。
       「対異教徒大全」の完成。「神学大全」への着手など。

1268年:「神学大全」第一部完成

1269年:再びパリ大学神学部教授に就任。ラテン=アヴェロエス派との論争を始める。
       「神学大全/第二部」

1272年:「神学大全/第三部」未完。

1273年:聖ニコラウスの日を境に一切の著述を断つ。

1274年:3月7日、リヨンへの旅の途中のフォッサ=ヌォーウァにて死去(49歳)

1280年:アルベルトゥス没

1323年:トマス、教皇ヨハネス22世により、列聖される。


 なお、これらのページを作製するにあたり利用させていただきましたトマス=アクィナスに関する参考文献、ならびにホームページは、こちらにあります。また、より詳しい年表の製作も計画しております。リクエストがくれば、がんばります。

 こうして改めてトマスの生涯を振り返ってみると、自分の師匠より早く死んでしまうという、わずか50年足らずの人生であったことが分かります。にもかかわらず、彼は非常に多作でした。彼の代表的著作である『神学大全』だけをとってもかなりのボリュームです。もちろん、彼の著作はこれだけではありません。より神学的な著作が山のように存在しています。

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1999-2004, YOKOTA, Toru : Doshisha University Kyoto, Japan
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