貿易風
作詞:安井かずみ 作曲:加藤和彦 編曲&演奏:加藤和彦&マッスル・ショールズ・サウンド

編集者からひとこと:ミカバンド解散後の『それから先のことは』のB面トップの曲。A面ラストの「キッチン&ベッド」からがらっと雰囲気が変わります。右チャネルのギターが高いF#(ルートキーAの6度、Eの9度)を弾いています。そのため、E79といった複雑なコードが現れます。そういう場合に一番大切なのはベース音ですので、ベース音をしっかりと響かせるようにしてください(ベーシストがいる場合は問題ないのですが)。特に、E79というのはEとDを合体させたようなコードですが、ベースはあくまでもEです。この辺りが聴き手に伝わらないと、何をやっているのか分からないコードになりますので注意。要するに、ベース音です。このバージョンでは、マッスルショールズのベーシストがしっかりとベース音を弾いてくれています。また、右チャネルとは対照的に、左チャネルのギターはベーシックな和音をしっかり弾いています。右は(おそらくフラットピックの)ストロークですが、左はフィンガーピックでボサノバっぽく弾いています。この右と左のアコギが非常にいいコンビで、おそらく同一人物によるものではないかと思われます。また、F#の音を最初から最後まで弾きっぱなしにするのもナニですので、オリジナルの右チャネルのアコギを参考にしてください。時に開放してやるといいかと思います。

縦棒「|」は小節の切れ目を表します。

ドイツ式ではなく、英米方式の記法を用います。つまり[B]と記してある部分はドイツ式の[H]と同等のものです。

スラッシュ(/)は、ひとつの小節の中でコードが分割されていることを表します。 ======

(前奏)
A6 | A6 | E79 | E79 | E79 | E79 | A6 | A6 |
(歌)
A6 | A6 | E79 | E79 | E79 | E79 | A6 | A6 |
A6 | A6 | E79 | E79 | E79 | E79 | A6 | A6 |
A | A7 | D | D#dim | C#m / Cm | Bm |
C#m / Cm | Bm | E7 | E7 |
A6 | A6 | E79 | E79 | E79 | E79 | A6 | A6 |

間奏は前奏に同、後奏も前奏に同を繰り返し。

(02/27/2007)